■夢と希望のある「学び」へ
早いもので令和5年も師走を迎え、総まとめの時期となりました。今年も、国内はもとより、全世界各国において異常気象とも言うべき自然災害が起こり大きな被害に見舞われた地域が多くありました。猛暑が続いたり、大雨による線状降水帯が発生したりと、今までに経験したことのない天候の変動が毎日のように報道されました。もはや、連日の猛暑は、異常ではなく常態化されてきているようにも思えます。そして、新型コロナウイルス感染症は第5類へ移行され大幅に活動範囲や活動内容が見直され、コロナ禍以前の状態に人々の流れが戻って来ました。一方で、感染拡大対策の緩和により、季節性インフルエンザが例年より流行しているとも報道されております。ご家庭におかれましても再度、基本的な感染症予防対策に取り組んでいただき、この冬を安全で健康的に過ごしてほしいと思います。
東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故による全町避難から、12年8カ月が経過し、避難指示解除(旧特定復興再生拠点区域)、そして双葉町役場新庁舎における業務再開から1年2カ月以上が過ぎました。町内での居住人口も100人近くまで増えてきております。復興・創生が一歩一歩進む中「復興まちづくり計画」の中に、夢と希望のある「学び」へ、学校教育をどのように位置付けていくか。『文教の町、双葉町』を継承しつつ、町の将来を担う子どもたちをどのように育てていくか。「まちづくりは、人づくり」の理念を基盤としつつ、令和5年度組織された「学校設置検討委員会」において丁寧に議論を進めているところであります。
■震災から12年復活ピアノプロジェクト『西村由紀江ピアノリサイタルインチ双葉町』
11月4日、浅野撚糸(株)双葉事業所フタバスーパーゼロミルの中庭で開催されました。双葉中学校音楽室に12年もの間、眠っていたピアノを復活させるプロジェクトが始動。ピアノ調律師の遠藤洋氏の手により生まれ変わったピアノ、そしてピアニストの西村由紀江さんによるリサイタル。コーラスふたばの皆さまも出演し、「双葉中学校校歌」「双葉町民の歌」「ふるさと」を西村さんの伴奏により披露し、大変感動しました。多くの町民の方々や西村さんのファンの皆さまが訪れ、よみがえった素晴らしいピアノの音色に聞き入っておりました。これも、双葉町中野地区復興産業拠点立地企業協議会の勝山広幸会長はじめ皆さまのご理解とご協力があってこその実現でした。この場を借りて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
■第50回 勿来地区総合芸能祭
11月12日、勿来市民会館大ホールにて開催されました。関係者の手作り感あるステージワークで、みんなで作り上げる芸能祭は素晴らしいものでした。双葉町からも4団体が出演され、特に4団体それぞれの完成度は高く、表現力の技能、迫力ともに感動しました。出演された皆さま、ありがとうございました。そしてお疲れさまでした。
・コーラスふたば
・標葉せんだん太鼓保存会
・JAスマイル大正琴
・双葉町民謡同好会
双葉町教育委員会教育長 舘下 明夫
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