12月5日招集の令和5年第4回双葉町議会定例会で、伊澤史朗町長が行政報告を行いました。その内容をお知らせします。
■9月定例会以降の行政報告
▽市町村対抗軟式野球大会
9月9日、郡山市の開成山球場において、「第17回市町村対抗福島県軟式野球大会」が開催されました。双葉町チームは、初戦で南会津町チームと対戦しましたが惜しくも敗れてしまいました。前日までの台風の影響が懸念されましたが、避難先から選手たちが集まり、大きな声を掛け合い、精一杯プレーされている姿にスタンドからもたくさんの声援と拍手が送られていました。
▽敬老会
9月15日、いわき市植田町の「八幡台やまたまや」において、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い開催を休止しておりました「双葉町敬老会」を4年ぶりに開催し、県内外から約130名の方々に参加いただきました。式典では4組の金婚夫婦に福島民報社から表彰状と記念品が贈られました。
式典後には、行政区ごとにテーブルに分かれて昼食交流会が行われ、久々の再会を喜び合っていました。また、アトラクションでは、当町出身の大川義秋さんによる琴の演奏ステージが披露され、出席された皆さんは、幻想的な琴の音色に瞳を閉じて聴き入っていました。
▽復興大臣町内視察
9月21日、土屋品子復興大臣が高木宏壽副大臣、平木大作副大臣とともに就任あいさつのため来町され、また、10月11日にはJR双葉駅西側の町営住宅や鴻草・三字行政区などの帰還困難区域を視察されました。町からは、残る帰還困難区域の避難指示解除を実現するため、特定帰還居住区域のインフラ整備に必要な支援や第二期復興・創生期間以降の財政支援など十分かつきめ細やかな支援を強く要望しました。
▽双葉町特定帰還居住区域復興再生計画
9月29日、今年6月に福島復興再生特別措置法が改正されたことに伴い、特定復興再生拠点区域外に帰還意向のある住民が帰還できるよう、「双葉町特定帰還居住区域復興再生計画」について、内閣総理大臣の認定を受けました。今回の計画では、残る帰還困難区域の他の地域に先駆けて先行除染を行う地区として下長塚行政区、三字行政区の一部を対象としており、当該区域における速やかな除染、家屋解体を始め、上下水道等のインフラ復旧など、1日も早い避難指示解除に向けて取り組んでまいります。
▽ふたばスポーツフェスティバル2023
9月30日、東日本大震災・原子力災害伝承館の芝生広場において、「ふたばスポーツフェスティバル2023」が4年ぶりに開催されました。震災後初となる町内での開催に、避難先から参加された町民や、町内へ移住された町民など約130名が参加し、全員で体を動かし、スポーツを通じた交流を深めることができました。今回のスポーツフェスティバル開催にあたって、ご尽力いただいた双葉町スポーツ推進委員を中心とした「絆スポレクふたば実行委員会」の皆さんに改めて感謝申し上げます。
▽産業交流センター3周年記念イベント
10月1日、双葉町産業交流センターにおいて、開館3周年記念イベント「双葉町ストリートパフォーマンスフェス」が行われ、ステージでは全国からパフォーマーが集結し大道芸や音楽・ダンスなどが披露されたほか、町内外の事業者による物販や飲食店の出店もあり終日賑わいを見せていました。
▽ふたばワールド2023in大熊
10月7日、双葉郡8町村の芸能や物産が楽しめるイベント「ふたばワールド2023in大熊」が大熊町において開催されました。会場では、町内事業者の方たちも出店した郡内の物販・飲食のコーナー「ふたばふるさとマルシェ」や「大鍋のふるまい」などのブースが設けられ、また特設ステージにおいては各町村の芸能発表などが行われ、双葉町からは「標葉せんだん太鼓保存会」、「JAふたばスマイル大正琴」が出演し、会場を盛り上げました。
各ブースとも多くの人で賑わいを見せていました。
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