9月13日、令和6年度双葉町敬老会がいわき市の八幡台やまたまやで開催され、県内外から送迎バスなどを利用して、106人の方が出席されました。
会場内は、行政区ごとにテーブルが分かれており、顔なじみの方々でテーブルを囲みそれぞれに話が盛り上がったほか、懐かしい姿を見つけ、駆け寄って話をする光景も見られ、皆さんが敬老会を楽しみにしていたのをうかがうことができました。
初めに、出席者全員で「双葉町民の歌」を斉唱し、続いて伊澤史朗町長が式辞を述べました。
次に、福島民報社から結婚50年の金婚を迎えられたご夫婦に対し、しあわせ金婚夫婦の表彰が行われました。今年の表彰者3組のうち1組が出席され、表彰状と記念品のおしどり金メダルを笑顔で受け取られました。
続いて、来賓の星北斗参議院議員、伊藤哲雄町議会議長から祝辞をいただきました。
出席者を代表して双葉町老人クラブ連合会の玉野憲一会長より「町の復興に期待と明るい希望を感じる。来年も元気で敬老会に出席し、皆さんにお会いできるように健康に留意し過ごしたい」と謝辞が述べられ、第一部の敬老会式典は幕を閉じました。
第二部の昼食交流会では、食事を楽しみながら歓談した後、双葉町芸術文化団体連絡協議会による「敬老会特別ステージ」に、JAスマイル大正琴、コーラスふたば、標葉せんだん太鼓保存会の皆さんが出演しました。
JAスマイル大正琴の「富士山」の演奏の際には、半谷富子さんが雷様のモチーフを手にステージに登場しました。コーラスふたば代表の谷津田敬子さんが「皆さんも一緒に」と呼びかけると、コーラスにあわせて多くの方が歌いました。最後に、標葉せんだん太鼓保存会のドンという音が鳴り響くと、会場はいったん静まった後歓声が上がりました。出席者の皆さんはそれぞれの演奏に拍手を送り、出演者に「素晴らしかったよ」と声をかけていました。
式典終了後も話が弾み、終了時間になると名残惜しそうに会場を後にされました。震災後6回目となった敬老会は大盛況のうちに幕を閉じました。
■敬老会特別ステージ
・JAスマイル大正琴…富士山、悲しい酒、八木節
・コーラスふたば…双葉町民の歌、野に咲く花のように、いい日旅立ち
・標葉せんだん太鼓保存会…いなづま、夏
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