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福島県双葉町

11月に入り、日中は穏やかな日差しが心地よい小春日和の日もありますが、朝晩の冷え込みは秋の深まりを実感します。
9月21日、能登半島地震からの復興途上にあった奥能登地方で線状降水帯が発生し、河川の氾濫や土砂崩れなど、甚大な被害をもたらしました。被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。町民の皆さまにおかれましては、災害時に、自分や家族の命を守る行動をとることを最優先として常日頃から備えていただきますようお願いいたします。
9月28日・29日、新成人チャレンジ事業「ふるさとを、見よう」プロジェクトに18歳から20歳の町民20人が参加されました。震災当時は小学校入学前のため、町内で過ごした時間が少ない年代ですが、同世代の方たちとの交流を通じて、思い出を共有できたのではないかと思います。今回の取り組みが皆さんにとって、町との関わりを持つきっかけとなるとともに、「ふるさと双葉町」の再生の力になっていただけることを期待しています。
9月28日、福島県煙火協会様主催の「双葉花火」が開催されました。会場には約4500人の観客が訪れ、花火が打ち上がるたびに大きな歓声が上がりました。
10月5日・6日、さまざまなジャンルの〝うまいもん〞を集めた「ふたばフードフェス」を開催するとともに、解体を予定しているふたば幼稚園旧園舎と双葉中学校の旧校舎の見学会を実施しました。
今回のイベントは、双葉町初のイベントでしたが、町民の方々はもとより、県内外から多くの方にご来場いただき、双葉町の現状を知っていただく良いきっかけとなれば幸いです。
10月5日、武藤容治経済産業大臣が来町され、伊藤議長とともに面会しました。町の復興は道半ばであり、今後も長期間にわたる政府の支援が必要であることを強く要望しました。
10月8日から24日まで、県内外11会場で町政懇談会を開催いたしました。各会場で皆さまからいただいた貴重なご意見やご要望を、今後のまちづくりに反映させていきたいと考えております。
暦の上では、間もなく冬を迎えます。インフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染症に十分留意されますようお願いいたします。

双葉町長 伊澤 史朗

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