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自治体の皆さまへ

~教育長メッセージ~

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福島県双葉町

■夢と希望のある「学び」へ
令和6年度がスタートしました。初めに、新しい年を迎えた元日の夕方に、石川県能登地方で地震が発生し、石川県を中心に甚大な被害が生じました。犠牲になられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げるとともに、3カ月が経った今でも避難生活を余儀なくされている方々に謹んでお見舞いを申し上げます。一日でも早い復旧と復興を願っております。

さて、令和6年第1回議会定例会において町長施政方針でも示されましたが、本年度は双葉町にとって、未来につながる町づくりを展開し「新たな双葉町の時代」を切り拓いていく年となります。
現在、町内では約100人の町民の皆さんが生活されていますが、やはり居住人口の増加が復興の基本となります。町民の皆さんの帰還環境の整備や双葉町に移住される方への支援の強化を図ることが重要な施策と考えます。そして、令和5年度に設置した「学校設置検討委員会」で検討してきた新しい学校の教育基本構想により、教育施設整備の基本計画を策定してまいります。町の復興と学校再開は、相乗効果があり、人口の増加はもちろん、関係人口や交流人口および関連施設の整備等で大きく復興が後押しされると思います。魅力あふれる双葉町ならではの学校、教育施設を検討してまいります。
いわき市錦町で再開している町立学校も11年目を迎えました。現在、新入生はもちろん、進級した在校生を迎えるため、8日に挙行する小・中学校の合同入学式と始業式の準備を進めているところです。本年度は新型コロナウィルス感染症も昨年5月に感染症法上5類に移行され行動制限が緩和されるなど、コロナ禍前の日常に戻りつつありますが、まだ完全に収束したわけではなく、インフルエンザの感染者とともに増加傾向にありますので、学校現場でも、参加人数をまだ制限しながらの式典を開催する予定でおります。県内外の多くの双葉町の幼児、児童・生徒の皆さんも、それぞれの就学先で夢と希望に胸を膨らませ、学校生活を楽しみにしていることと思います。保護者の皆さまからも温かい励ましの言葉をお願いいたします。
また、町立学校の教職員組織も新体制になりましたので、5月号にてご報告いたします。そして、生涯学習に係る各自治会や婦人学級におきましても、令和6年度の組織並びに年間計画の策定をよろしくお願いいたします。生涯学習・社会教育・学校教育に携わる人々が一体となって連携協力し、幼児期から義務教育、義務教育から生涯学習へと学びが連続的につながり充実するよう『つながる学び』をそれぞれの場面でサポートしてまいりたいと思いますので、今後とも、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
3月15日から20日まで、令和5年度生徒海外派遣事業英国訪問を5人の代表生徒(中学2年生)とともに実施してまいりました。町立学校のALTであるアンソニーとフィリップの出身地であるハル市長、ビバリー町長との面会や、ブルーバードアカデミースクールの生徒たちと交流をすることができました。5月号において詳細な成果を報告したいと思います。

双葉町教育委員会教育長 舘下明夫

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