昨今、猛暑が続いている状況を踏まえ、相馬野馬追の開催時期が今年から5月最終土・日・月曜日に変更されました。相馬野馬追には、かつて相馬藩領であった双葉町からも毎年騎馬武者が出陣しており、町にとっても関係が深い行事です。
今月は、そんな相馬野馬追と双葉町の関係を示す資料を紹介します。
紹介する資料は、かつて先祖が相馬藩の在郷給人(ざいごうきゅうじん)※だった町民の方から寄贈いただいた「旗指物(はたさしもの)」です。寄贈者の先祖は相馬藩領時代に野馬追に参加していたと伝えられています。その際にはこの旗を背になびかせていたのでしょうか。当時の双葉町を知る貴重な資料と言えます。
また、今年は14年ぶりに双葉町から出陣する騎馬武者たちが町内を凱旋します。ぜひ、皆さんも堂々と行軍する騎馬武者たちを眺めながら、双葉町の復興を示す瞬間に立ち会ってみませんか。
※在郷給人…普段は村に居住して農作業などに従事するが、有事の際には兵として活動する武士のこと。
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