3月9日、福島市飯坂町の「摺上亭大鳥」において下羽鳥地区の総会・交流会が開催されました。県内外より29人が参加され、久しぶりに会えた懐かしさや嬉しさで、にぎやかなひとときを過ごすことができました。
総会は物故者への黙とうを捧げた後、議長に大西敏彦氏を選出し、事業報告、会計報告等が承認されました。その後役員の改選が行われ、長らく務められた木幡敏郎氏が退任され、新たに堀川光男氏を新地区長に選任し、故郷の復興と町とのパイプ役として新役員の皆さまにご尽力いただく事となりました。
総会・交流会の参加者が年々減少傾向にあることから、今後若い世代にも交流会への参加を呼びかけ、親子、二世代共に故郷を懐かしみながら交流できればつながっていくのではないかとのことになりました。
除染や解体が進むにつれ、以前の地域の故郷の姿が記憶から消えつつある現状から後世にも伝えたいとの思いで「故郷の記録」等を作成しようとなりました。また、現在進められている下羽鳥・長塚地区ほ場整備事業計画への取り組みについての報告等があり、変わりゆく地域の姿を感じる総会でありました。
交流会には伊澤史朗町長、平岩邦弘副町長にも出席いただき、初めに町長からごあいさつと「双葉町の復興状況と取り組み等」について講話をいただき、その後平岩副町長の乾杯の音頭で交流会が始まりました。近況や思い出話などで話が弾み、しばらくぶりのカラオケなどの余興もあり時がたつのも忘れるほど盛り上がった交流会となりました。
翌朝には、別れを惜しみながら次回の再会を楽しみに散会となりました。
木幡敏郎
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