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自治体の皆さまへ

教育長メッセージ

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福島県双葉町

■夢と希望のある「学び」へ
新緑も深まりをみせ、さらには初夏を思わせる気候となってまいりました。
さて、一千有余年の歴史を経て、今なお息づく伝統の祭、国指定重要無形民俗文化財「相馬野馬追」が、5月25、26、27日にわたり開催されました。
ご存じのように、例年の猛暑、酷暑により開催日程が2カ月間前倒しされ、双葉町騎馬会からは9騎が出陣し、5月11日に代表を務める侍大将の中川健治さんのお声がけで、相馬妙見宮初發神社において安全祈願を執り行い、5月26日には14年ぶりに双葉町内において凱旋行列を行いました。さらに、雲雀ヶ原において南標葉郷(双葉町、大熊町)による相馬流山踊りの素晴らしい演舞(伝承公開)の披露がありました。詳細は、7月号でご報告いたします。

■加須市騎西「藤まつり」 5月3日
年々、藤の花の見頃の時期が早まり温暖化の影響を感じます。昨年も残念ながら見頃が過ぎておりましたが、今年も以前の様な長く紫の簾のような藤の花を見ることはできませんでした。地元の方に聞くと、4月27日頃は素晴らしかったとのことです。「藤まつり」野外ステージでは双葉町埼玉自治会の吉田会長を中心にふたば音頭を披露していただきました。多くの町民の皆さまにお会いできて本当に良かったです。

■第56回東北町村教育長連絡協議会定期総会・研究大会 5月9日、10日
青森県八戸市において第56回東北町村教育長連絡協議会定期総会・研究大会が開催されました。コロナ禍もあり、私は4年ぶりの出席となりました。東北町村教育長会長の松林義一教育長(青森県おいらせ町)のあいさつ、そして研究大会の実践発表の中で、多くの教育長から出された課題は次のようなものでした。
1)教職員の働き方改革
2)部活動の地域移行
3)いじめ・不登校への対応
4)ICT機器の効果的活用
これらの課題の根底には、教育部局だけでは解決できない全国的な人口減少(少子化)問題があります。持続可能な自治体を創造していくためには、教育環境の充実が大変重要な部分を占めると結論づけられました。
双葉町立の新たな学校創造についても、多くのハードルをクリアして進めなければなりません。未来の双葉町の要となる人材育成のため、これから協議・検討してまいりたいと思います。

■文部科学省及び復興庁への教育復興に向けた要望活動 5月15日
双葉地区8町村教育長会と県教育委員会と合同で要望活動を行いました。県からは大沼博文福島県教育委員会教育長と柾木渉教育総務課長が出席されました。東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故より14年目となった現在の双葉地区の教育行政と学校教育の現状を報告し、さらなる教育復興に向けた取り組みに対する支援をお願いすると同時に、第2期復興創生期間以降も継続した支援が必要なことを要望してまいりました。

双葉町教育委員会教育長 舘下 明夫

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