町民の皆さまへ

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6月に入り、初夏の風がさわやかな季節となりました。
JR双葉駅西側に「住む拠点」として建設を進めてきた町営住宅全86戸が完成しました。帰還された町民の方や移住された方の入居も順調に進んでおり、復興の根幹を支える居住人口の増加につながるものと期待しています。
また、「働く拠点」として整備した中野地区復興産業拠点では、現在23社の企業と立地協定を締結し、そのうち18社が操業を開始しております。今回の大型連休中には、双葉町産業交流センターの日替わりイベントや浅野撚糸株式会社双葉町事業所「フタバスーパーゼロミル」のオープン1周年記念イベントが開催され、双葉町へ多くの方に足を運んでいただきました。産業交流センターや東日本大震災・原子力災害伝承館の駐車場では、県外ナンバーの車をより多く拝見することができ、交流人口の拡大が着実に進んでいることを実感しております。
5月9日には、双葉町芸術文化団体連絡協議会総会が14年ぶりに双葉町内で開催されました。継続して活動を続けてこられた会員の皆さまの熱意と御労苦に敬意を表するとともに、今後も若手の育成や技術の継承に御尽力いただきたいと思います。
5月2日には自由民主党東日本大震災復興加速化本部の橘慶一郎事務局長、15日には根本匠本部長の町内視察に同行し、町の現状を説明するとともに、他の自治体と異なることを強調する要望を行いました。14日は原発事故による帰還困難区域を抱える町村協議会で、国などに対する要望活動を行いました。今後も町民の皆さまへの生活支援はもとより、町全域の避難指示解除の実現に向けて、全力で取り組んでまいります。
梅雨入り前ではありますが、気温は夏の陽気となる日もございます。町民の皆さまにはお身体に気を付けてお過ごしくださいますようお願いいたします。

双葉町長　伊澤　史朗