令和6年第2回双葉町議会定例会 行政報告

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6月11日招集の令和6年第2回双葉町議会定例会で、伊澤史朗町長が行政報告を行いました。その概要をお知らせいたします。

■3月定例会以降の行政経過

▽双葉郵便局移転開局
3月7日、双葉郵便局の移転開局セレモニーが行われ、町内での営業が再開されました。また同日に日本郵便株式会社と地域活性化及び住民サービスの向上を図ることを目的として包括連携に関する協定を締結しました。

▽双葉町生徒海外派遣事業
3月15日から20日まで、町立学校英語指導助手2名の出身地である英国キングストン・アポン・ハル市及びビバリー町を表敬訪問しました。
今回は生徒海外派遣団として双葉中学校の代表生徒5名が参加し、ハル市のブールバードアカデミーで同年代の生徒達とプログラミングの授業に参加するなど、英語でコミュニケーションを取りながら交流を図りました。ブールバードアカデミーとは、今後もオンラインや現地における学習を通して、異文化交流を継続して実施することを約束しました。
また、ハル市では市長と面会し、友好都市締結を願う親書を手渡しました。ビバリー町では町長と面会し、友好都市締結に向けた覚書を取り交わし、文化的な交流を発展させていくとともに学校同士の交流を実施することを約束しました。

▽与党東日本大震災復興加速化本部町内視察
3月27日、5月2日、5月15日の計3日、自由民主党東日本大震災復興加速化本部、4月7日には公明党東日本大震災復興加速化本部による町内視察及び意見交換がありました。特定帰還居住区域の下長塚地区の現状を視察していただき、一日も早く町民が町に戻り、震災前の生活を取り戻すことができるよう町内全域の避難指示解除に向けた取り組みを加速させること、避難生活が長期に及ぶ町民の実態に応じた帰還促進や生活支援策の実現などを要望しました。

▽町立小中学校入学式
4月8日、双葉町立小・中学校合同入学式を挙行いたしました。本年度は南小学校に1名、北小学校に3名、中学校に5名が入学いたしました。園児、児童、生徒39名によるスタートとなりました。

▽商業環境整備に関する覚書締結
4月9日、イオン東北株式会社と町内において生活必需品を購入できるスーパーマーケットを整備するため相互に協力することを定めた「双葉町における商業環境整備に関する覚書」を締結しました。

▽双葉町特定帰還居住区域復興再生計画
4月23日、令和5年9月29日に先行認定された「双葉町特定帰還居住区域復興再生計画」について、計画の変更が内閣総理大臣から認定されました。
今回の変更では、新たに鴻草、渋川、寺松、羽鳥、石熊、山田、細谷の7つの行政区の一部について、特定帰還居住区域の対象としております。
今後、認定された区域における速やかな放射線量の低減や家屋解体のほか上下水道などのインフラ復旧に取り組み、1日も早い避難指示解除を目指してまいります。

▽双葉町立幼稚園・町立小学校合同運動会
5月18日、町立学校体育館でふたば幼稚園、双葉南・北小学校合同運動会を開催いたしました。園児、児童22名とともに、教員、保護者も参加し、笑顔と歓喜にあふれた運動会となりました。

▽相馬野馬追・凱旋行列
5月25日から27日の3日間にわたり、国指定重要無形民俗文化財「相馬野馬追」が開催されました。25日には浪江町内で標葉郷の出陣式が行われ、双葉町騎馬会からは初陣となる4歳と5歳の騎馬武者を含む総勢8騎が出陣し、五郷の騎馬武者とともに南相馬市原町区内の雲雀ヶ原祭場地に向けて進軍され、26日には甲冑競馬、神旗争奪戦に参戦し、無事に凱旋いたしました。
また、26日の本祭りでは、雲雀ヶ原祭場地で双葉町と大熊町両町の相馬流れ山踊り保存会の皆さんによる相馬流れ山踊りが披露されました。
本祭り後、町内で、震災後初めてとなる凱旋行列と相馬流れ山踊りが披露され、騎馬隊員より、無事の凱旋報告が力強く述べられました。

▽駅西住宅鍵引き渡し式
6月1日、双葉町役場において駅西住宅の鍵引き渡し式を行いました。先行して供用している39戸に加え、南エリアに集合住宅26戸、戸建て住宅21戸が完成し、入居を予定されている方に対して入居に関する説明を行い、鍵を引き渡しました。
今回の南エリアの住宅の完成により、整備を予定していた86戸の全ての住宅が完成しました。

▽双葉町学校設置検討委員会
6月3日、双葉町いわき支所において「令和6年度第1回学校設置検討委員会」を開催し、6名の委員の皆さんへ委嘱状を交付しました。今年度は、昨年度策定しました「双葉町学校設置基本構想」を基に、充実した教育施設の整備に向けた基本計画を策定するため、より具体的な検討を進めてまいります。