7月に入り、雨上がりの緑がいっそう色濃く感じられる時期となりました。
5月22日、震災後初めて双葉町内に活動拠点を戻したなかでの双葉町商工会総会が行われました。商工会員の皆さまが町内で事業を再開し、雇用が創出され、町内に居住される方が増えることにより、町の復興がさらに進むものと期待しています。
5月26日、相馬野馬追の凱旋行列が、14年ぶりに町内で行われ、標葉郷双葉町騎馬隊8騎の騎馬武者による堂々たる姿に、沿道から大きな拍手が送られました。
また、行列に先立ち、役場庁舎前では、双葉町相馬流れ山踊り保存会の皆さまによる相馬流れ山踊りが披露され、その勇姿をひと目見ようと多くの方が訪れ、にぎやかなひとときとなりました。伝統行事の再開は、町の復興が実感できるとともに、町の歴史を子どもたちに伝えていくうえでも非常に重要であると考えております。
6月1日、駅西住宅の鍵引き渡し式を行いました。既存の39戸に加え、南エリアの集合住宅26戸と戸建て住宅21戸の入居が始まりました。町へ帰還される方はもとより、新たに移住される方も入居いただけます。
駅西住宅は、「標葉の谷戸に抱かれた 仲間と共に育むなりわい集落」をコンセプトに、土間付きの玄関や縁側を設けたほか、集会所や共用スペースの機能を充実させ、住民の皆さまが孤立することなく暮らしの中で交流することができるように工夫しました。これまでも夏祭りや芋煮会など、住民の皆さま主催のイベントも行われています。
今後も「双葉町に帰ってきて良かった、双葉町を選んで良かった」と心から感じていただけるよう、まちづくりを進めてまいります。
蒸し暑い日が続きます。町民の皆さまにはお身体に気を付けてお過ごしくださいますようお願いいたします。
双葉町長 伊澤 史朗
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