9月に入ってもなお、日中は暑い日が続いておりますが、朝晩は幾分過ごしやすくなりました。
特定復興再生拠点区域の避難指示解除から2年が経過し、町内の様子も目に見える形で変わってきております。中野地区復興産業拠点への企業立地をはじめ、駅東地区の商業施設や双葉町内での学校再開に向けた取り組みなど、新しいまちづくりをさらに前進させるため、引き続き職員一同全力で業務に取り組んでまいります。
8月3日から5日まで、友好町である京都府京丹波町の子どもたちと町立中学校生徒との交流事業に同行しました。京丹波町の伝統芸能体験や、京都市内での研修を通じて、古都京都ならではの歴史や文化に触れ、実りある有意義な事業となりました。今後も、京丹波町との交流を続けてまいります。
8月9日、東日本大震災・原子力災害伝承館館長の長崎大学高村昇教授にご案内いただき「被爆79周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」に参列しました。原子爆弾によって大きな被害を受けた長崎市は、被爆の悲惨さを忘れず、後世に語り伝える世界恒久平和を念願する日として、毎年8月9日を「ながさき平和の日」と定めています。これまで、テレビで式典の様子を拝見していましたが、今回は貴重な機会をいただき、平和公園の会場で参列者の皆さまとともに世界平和を祈りました。
7月26日から始まったパリオリンピックは17日間の日程を終え、8月11日に閉会式が行われました。バドミントン混合ダブルスに出場した富岡高校卒業生の渡辺勇大選手と東野有紗選手は、見事銅メダルを獲得、その雄姿は、見る人に勇気と感動を与えてくれたと思います。
秋とはいえ、日中は連日の残暑です。夏の疲れも出る時期でございますので、町民の皆さまにはお身体に気を付けてお過ごしくださいますようお願いいたします。
※「高村昇教授」の「高」は環境依存文字のため置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。
双葉町長 伊澤 史朗
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