■フィリピン料理を紹介
日本に住む外国人として、私はよく寿司や刺身を食べるのか、フィリピンにも同じようなものがあるのかと聞かれます。フィリピン料理と日本料理はそれぞれ独自の味、食材、調理法を持っていますが、貿易や歴史的な交流、アジアからの影響により、フィリピンと日本の料理にはある種の共通点があります。そのいくつかを紹介します。
「キニラウ」は生の魚料理で刺身に似ています。違いは、生魚をカラマンシー(※)の絞り汁、酢、新生姜、玉ねぎ、唐辛子、調味料を混ぜたものに漬けてから食べることです。また、前菜として食べます。
※フィリピンを中心に東南アジアで栽培されている柑橘類の果物の一種
日本で焼きそばを食べると、私の大好きなフィリピン料理のひとつ、「パンシット・カントン」を思い出します。この料理は、卵麺をニンジン、インゲン、シイタケ、キャベツなどの野菜と豚肉のスライスと一緒に炒めたものです。
「ピチピチ」はフィリピンのデザートで、日本のおだんごによく似ています。
違いは、ココナッツフレークや細切りチェダーチーズがまぶしているものが多いこととキャッサバ粉が主原料であることです。それ以外は団子とかなり似た固さと味を持っています。
「ハロハロ」はフィリピンのデザートの王様で、基本的にはミルク、アイスクリーム、そして甘いシュガーパームからジャックフルーツ、レチェフラン(日本のプリンに似ている)まで、たくさんのトッピングがのったかき氷です。私は「ハロハロ」が食べたくなったら、「かき氷」を買うことにしています。
※詳細は、本紙P.15をご覧ください。
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