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自治体の皆さまへ

古中だより「坂道」

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福島県古殿町

めざす生徒像
(知)自ら学ぶ生徒
(徳)礼儀正しく思いやりのある生徒
(体)心身ともに健康な生徒

■県立高校前期選抜に向けて
3月3日(金)、県立高校前期選抜の学力検査にむけて、3年生全員が「チーム」となり頑張りました。
私が学級担任をしていた頃の苦い出来事を教訓にしてほしいのでお話しします。私の学級のAくんは県立B高校を志願していました。県立B高校の最終倍率は1倍未満、つまり募集定員より志願者の方が少ない状況でした。それを知ったAくんは、「全員合格できる」と安易に考えてしまい、学習を本気でやらなくなってしまいました。私は学級担任として一生懸命勉強するよう何度も話をしたのですが、Aくんの学習意欲は高まらず、その結果不合格となってしまいました。倍率が1倍未満であっても、その高校が考えている一定の学力に達していなかったり、調査書(通知表の評定)の点数が著しく低かったり、問題行動等が発覚したりした場合などは高校の判断で不合格となることがあるのです。
したがって、仮に志望校の倍率が1倍未満であっても決して油断することなく毎日の学習に本気で取り組む必要があります。そして、何より卒業までの頑張りが高校での学習、そして高校卒業後の進路にもつながるのです。
さて、ご存知の方も多いと思いますが、福島県では現在県立高校の改革が行われています。近隣の高校ですと、今回の入試から塙工業高校(機械科、電子科)が募集停止となって白河実業高校に統合され、白河実業高校には新たに建築科ができます。また、白河実業高校の農業科は修明高校に集約され、修明高校には新たに地域資源科ができます。
そして、来年の入試(現2年生対象)からは、県立石川高校の定員がこれまでの80名から40名に半減します。毎年、多くの生徒が県立石川高校に進学する本校にとっては、かなり影響の大きいことです。不安を感じる生徒、保護者の皆さんもいると思いますが、基礎学力さえしっかりと身に付けられれば合格の可能性はグンと高まりますので、恐れる必要などありません。そのためにも、2年生は「あと1年もある」ではなく「あと1年しかない」と意識を変え、小さな努力を毎日毎日こつこつと積み重ねてほしいと思います。もちろん、1年生も同じです。
勉強するということは決して楽なことではありませんが、分からないことや困ったことがあれば古中の教職員はもちろん、友だちや家族などいろいろな人が皆さんを支えてくれます。そのような支えがあって、自分の力で乗り越えることができるのです。どうか遠慮せずに質問や相談をしてください。
まだ自分は本気になれていないと思ったら、今日からすぐに始めましょう!

■卒業式に向けて
第48回卒業証書授与式まで、あっという間に3月13日(月)を迎えることになりました。3年生には1つでも多く中学校生活の良き思い出をつくって巣立ってほしいと思います。
これはあくまでも私の個人的な思いなのですが、卒業式の日ほど教員をやっていて良かったと感じる日はありません。卒業式を迎えるまでの日々は、生徒と同じように、私たち教員も辛いことや苦しいことがたくさんあります。しかし、それらの苦労をはるかに越える喜びと感動を与えてくれるのが卒業式なのです。もちろん、生徒と別れる寂しさはつきまとうのですが、1人1人が立派に成長したことの喜び、そして得も言われぬ感動から自然と涙がこぼれてしまいます。正に教師冥利に尽きる特別な1日が卒業式なのです。
今年も感動的で素晴らしい卒業式になるよう生徒、教職員一丸となって準備を進めました。

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