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自治体の皆さまへ

-地域おこし協力隊通信(土屋)- vol.25

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福島県古殿町

■新年度スタート
卒業式が終わったと思ったらすぐさま入学式でした。毎年のことながらこの季節の慌ただしさには未だに慣れません(笑)昨年度を振り返ると、小学校では本当にたくさんのICT機器の活用が見られました。「明日からオンライン授業に参加してね」という連絡をすれば翌日からスムーズにオンライン授業を始められたり、「○○に課題を△△まで出しておいてね」と言えば期日までに課題が出されていたり、ICT技術が日常に浸透していることを実感できました。そして今年度で協力隊に就いて3年目となりました。この1年もICT教育に語学教育と一生懸命力を尽くしていきたいと思います。令和5年度もよろしくお願い致します。
協力隊の面接の時、私は「ICTを現場で活用することで、教育の平等性ではなく公平性を体現したい」と話しました。公平性とは“すべての人に対し、機会が均等に与えられている状態を保つということ”で、このイラストのようにただ平等に機会を与えるのではなく、最終的に均等になるように機会を与えるということです。視力が弱い人がメガネを使うように、字を書くことが苦手な子はタブレット端末に入力してノートを作るなど、それぞれの個性に合わせたICTの活用を目指して今後も現場でサポートしていきたいと思います。

▽タブレットを使ったクイズ大会。操作が簡単なので、低学年から楽しく学習できます。

◇トラブルランキング R4
第1位:タッチペンの不具合や紛失
第2位:画面ロックが解除できなくなった
第3位:キーボードの不具合
第4位:液晶画面の破損
第5位:充電コードの断裂

■情報教育コーナー
皆さんは、現代の子ども達は何歳くらいからICT機器を使い始めると思いますか?調べたところ、毎日ICT機器を使っている6歳児は今や全体の30%にあたるという調査結果を見つけました。30人のクラスで考えると、新1年生になる前に10人の児童は既に毎日ICT機器を使っているということになります。驚きですね!!
古殿小学校での令和4年度のタブレット関係トラブルランキングは左の通りになります。原因は様々ですが、共通して言えるのは決して子ども1人で使う場面を作らないでほしいということです。高価な物である、そして借り物であるということを理解している子ども達は、時にトラブルを隠そうとします。そのまま気づかないでいてしまうとデータを全てリセットしなくてはいけなくなったり、再起不能の状態になったりしてしまいます。まずはおうちの中で何があっても何でも話しやすい環境を整えてほしいと思います。そして素直に話してくれた時にはじっくり話を聞いて、状況を把握し、学校の方へ伝えていただければと思います。

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