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-地域おこし協力隊通信(土屋)- vol.33

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福島県古殿町

■3年間の集大成
10月下旬に6年2組の社会のクラスで研究公開授業がありました。古殿町の小学校と中学校は令和3年度から5年度までICT教育事業の研究校に選ばれており、今回の研究公開で3年目の集大成となりました。
1年目はタブレット端末を導入して間もなかったため、比較的授業に応用しやすいGoogle Jamboard(グーグルジャムボード)を社会科の話し合いの場面で活用しました。児童達は4年生だったものの、一生懸命に使いこなしている姿を見学してもらうことができました。2年目は活用の幅をさらに広げようと、Googleスプレッドシートで集約した児童達の意見をテキストマイニング※でわかりやすく可視化するという方法を授業で取り上げました。
そして3年目の今年は、社会科で「織田信長と豊臣秀吉、天下統一の働きが大きかったのはどちらか?」というテーマをもとに討論会を行ないました。今回は話し合いの要点を各チームで短い動画にまとめる場面、討論の結果発表の際に投票する場面、最後にまとめの復習で早押しクイズ大会をする場面でタブレット端末を活用しました。
この3年間を通して学校生活の中で教員や児童がタブレット端末を使う姿が日常になりました。この事業名は『未来の教室』というのですが、本当に名前通りの環境が整いつつあります。今後は福島県内のすべての教育機関がこのような姿になっていけばいいなと思います。
※膨大な単語や文章の中から有益な情報を分析して抽出すること。

■バナナトロンに挑戦
10月に町公民館で行なわれた高齢者学級にて、エンジェル先生と一緒にフィリピン料理教室を開催しました。作った料理は「バナナトロン」というお菓子で、フィリピンではよく屋台で売られている食べ物だそうです。簡単にいうとバナナ春巻きのようなお菓子です。春巻きの皮にバナナとシナモンや砂糖を入れ、包んで揚げます。出き上がると、中のバナナが少し溶けてサクッとろの食感が楽しく、美味しいです。
また、料理教室を通してフィリピンの環境や文化なども紹介しました。私も東南アジアの熱帯地域に暮らしたことがありますが、そのような地域ではこうした油で揚げた料理が多い気がします。実際にマレーシアにはバナナの天ぷらがあり、おやつ替わりによく食べたものでした。
昨年は英会話と異文化理解を絡めた講座を開催し、簡単な英語表現や海外から見た日本語についてお話しさせていただきましたが、今年は料理教室という形で、より五感を使った体験授業になったのではと思います。比較的簡単なレシピとなっておりますので、ぜひおうちで作ってみてはいかがでしょうか。

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