図書館だより

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■8月　図書館カレンダー

▽利用案内
開館日時：火曜日～日曜日　午前9時30分～午後6時
休館日：毎週月曜日(月曜日が祝日のときはその翌日も)祝日、月末図書整理日、年末年始蔵書点検日
※町見公民館・瀬戸町民センター・三崎公民館で図書と雑誌の予約受取・返却ができます。

■新着図書
新しく購入した本は図書館ホームページからもご覧いただけます。

▽一般書
『バタン島漂流記』西條奈加/著
『難問の多い料理店』結城真一郎/著
『なんで死体がスタジオに!?』森バジル/著
『プラチナハーケン1980』海堂尊/著
『四つの白昼夢』篠田節子/著
『消費される階級』酒井順子/著
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆/著
ほか

▽児童書
『ピカチュウでちゅ』かしわらあきお/作
『うみのワクワクえん』ケロポンズ/作,市居みか/絵
『きょうりゅうレントゲンびょういん』キョンヘウォン/ぶん・え
『魔女がやってきた!』マーガレット・マーヒー/作
『まほうのマーマレード』茂市久美子/作
『言葉屋10』久米絵美里/作
『世界を変えた薬』講談社/編
ほか

■ピップスおはなし会のご案内～8月のおはなし会～
日時：17日(土)午後1時30分～
場所：図書館　おはなしコーナー
対象：どなたでも参加できます♪
※今年度から第3土曜日に変更になりました

■夏休みの宿題できたかな?
7月5日から8月31日まで、青少年読書感想文全国コンクールの課題図書を展示しています。
課題図書の貸出しは、一人1冊まで。貸出期間は1週間です。
夏休みはぜひ図書館をご利用ください。

■図書館長のススメ!
『ミレニアム』スティーグ・ラーソン/著(早川書房)

読者の皆さん、時の経つのは早いですね。もう半年が過ぎてしまいました。今夏も暑そうです。快適な図書館で有意義な時間を過ごしてみませんか。来館をお待ちしています。
今月の推奨作品はスティーグ・ラーソン先生の「ミレニアム1」(ドラゴン・タトゥーの女)です。これはシリーズ物になっていて、3部作6冊の内の一冊(現在7部、全14冊出版済)です。当初、10部の構想を組み立てていた先生ですが、残念ながら、突然の病でご逝去されてしまいました。
主人公「ミカエル」はジャーナリストで雑誌『ミレニアム』の共同経営者。彼は大物実業家のヴェンネルストレムの違法行為を曝露する記事を書いたが、逆に名誉棄損で訴えられ、3ヶ月の禁固に服することになった。
そんな折、ある大企業グループの前会長、ヘンリックから長男の娘「ハリエット」失踪事件を調査して欲しいと依頼が。あまり乗り気でなかったミカエルだが、その見返りとして、ヴェンネルストレムを追い込む情報を提供してくれることで引き受けることに。警備会社ミルトン・セキュリティーで働く「リスベット」は対外的に精神疾患を装いながら実は優秀な女性。何か意図があっての作戦なのか。今後、この女性がミカエルと出会い物語が展開して行くことに。今後が楽しみです。
何せ、海外文学はカタカナ表記で名前も長く、なおかつ登場人物も多いので敬遠されがちですが。そんな時は、読み始める前に相関図等を作成することを提案します。先生の筆力もさながら翻訳者の訳力も素晴らしいです。物語は滑らかに、そして、文字で映画を観ている感覚になることでしょう。
この本をお勧めするのは、世界的ベストセラーを文字から映像を体現する感覚を味わって欲しいと思うからです。