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自治体の皆さまへ

きらレポ vol.44 進めよう男女共同参画

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福島県喜多方市

■空色カフェ 齋藤真弓(さいとうまゆみ)さんに聴く
昭和51年いわき市生まれ。夫・息子の3人家族。
会津の暮らしに興味を持ち、移住者同士や子育てのつながりから、熱塩加納地区に移住。
納屋を改装した「空色カフェ」を経営し、「おはようマルシェ」などのイベントにも積極的に出店している。カフェの内装の装飾には、古民家にあった本や家具などが使用されている。伝統あるものを利用しつつ、現代に合うよう、形を変えて利用するなどの工夫を凝らしている。
また、廃棄されてしまう甘柿を使用した「柿酢」の製造や綿花の栽培などさまざまなことに取り組んでいる。

「より人と人、自然や環境との調和を大切にしたい。ひとつ一つの生命のことを大切に考えて、未来につながっていくこと」をモットーに、お菓子の製造・出荷、イベント出店の他、くらしを楽しむ講座の主宰、会津くらしを楽しくするイベントの企画を中心に活動をしています。

▽お仕事について聞かせてください
納屋を改築したカフェで手作りお菓子などの食品提供や、イベントへの出店をしています。カフェを通じて、家族や友人、地域の方々など、身近な人を笑顔にしたいと思い活動しています。
手作りの味噌や、たくあん、干し柿など、私が生まれ育った町にはなかった生活風景を自分の生活に取り入れ、皆さんに伝えていきたいと思っています。

▽喜多方で働くきっかけは?
以前、ウェブデザイナーとして奥会津関係の仕事をした際に、私が思っている「みどり色」と奥会津の方々が思っている「みどり色」に大きな違いがあり、実際に訪れたところ、テレビや本の中でしか見たことがなかったくらしぶりや伝統に興味を持ち、奥会津に移住しました。
その後、移住者同士や子育て関係のつながりで、喜多方市は他人との距離感がちょうど良く、施設なども整備されていること、熱塩加納地区の学校給食や食育、農業科などの活動を知り、ご縁もあって、熱塩加納地区への移住を決めました。
また、自分が良いと思う「喜多方のくらし」を伝えるために、「カフェ」という伝え方が最も合っていると思い、「空色カフェ」を始めました。

▽お店の他に活動していることはありますか?
実家がいわき市で、東日本大震災や、その後の福島第一原発事故による風評被害などで疲弊してしまったことがありました。その際、周りの方々に支援していただいたので、恩返しとして、チャリティー活動などを積極的に行っています。また、チャリティー活動は、周囲の人の考えるきっかけになればと思い、自分ひとりで行わず、周囲の人に声掛けをして行っています。
移住してきた頃は、新型コロナウイルス感染症の影響で、地域行事の中止や規模縮小など、地域でのつながりを持つことが難しい状況でした。そのため、公民館の講師依頼などには、積極的に応え、地域貢献や地域の方々とつながりを持てればと思っています。移住から5年が経ち、地域のことが少しずつ分かってきたと思いますので、今後はより具体的な活動をしていきたいと考えています。

▽これからの男女共同参画社会について
私が、カフェの経営や、イベントの出店を主に行っているため、夫が家事やPTAなどの活動を行っています。また、能力に応じて、私や夫の役割分担を割り振りしています。性別的な役割などが改善されれば、女性・男性問わず、活躍の場が増えると思います。

問合せ:企画調整課 企画調整班
【電話】24-5209

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