■橋本照《早春気まぐれまた雨よぎる》1993年130.5×97センチ キャンバス・水彩
橋本照(はしもとてる・1927~2014)は、東京都に生まれ、新潟、西会津を経て猪苗代町に長く暮らした水彩画家です。教員として約40年にわたり会津の小中学校の教壇に立ち、その一方で、1958(昭和33)年から会津美術展や福島県総合美術展に出品を重ね、さらに水彩連盟会津支部では支部長・顧問として中心的な役割を果たし、会津をはじめ福島県の芸術文化向上に大きく貢献しました。
本作は、湖畔ににわか雨が降り、水辺に生い茂る草木を潤す様子を、水彩絵具の滲みを活かして巧みに表現しています。
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