アメリカ合衆国オレゴン州ウィルソンビル市と姉妹都市を締結し、今年度で35周年を迎えました。
これまで、中学・高校生の短期研修での派遣や、ウィルソンビル市から高校生訪問団の受け入れ、使節団を派遣して視察を行うなど、相互に交流を深めてきました。
※地図など詳細は、本紙またはPDF版2ページをご覧ください。
~ウィルソンビル市~
アメリカ合衆国オレゴン州の都市であるポートランド市に近い立地の良さから、企業進出が進み、産業都市として発展、人口が増加している。
面積:19.22平方キロメートル
人口:27,414人(2022年)
特産品:ヘーゼルナッツ
■35年間の歩み
1985年(昭和60年)、日本キリスト教団喜多方支部の牧師がウィルソンビル市を訪問した際、当時の市長から喜多方市と交流を希望する申し入れがあったことをきっかけに、交流が始まり、姉妹都市締結に至りました。
1988 姉妹都市提携署名
1989 中学・高校生の短期研修派遣を開始。現在まで28回実施。
1990 ウィルソンビル市訪問団の受け入れを開始。現在まで19回実施。
1994 ウィルソンビル郵便局と喜多方郵便局が「姉妹郵便局」締結。
2011 東日本大震災時に、義援金などの支援をいただく。
2018 姉妹都市締結30周年記念
■訪問団が市内を視察
2月5日から、ウィルソンビル市訪問団は、4日間にわたって市の教育・文化・経済の分野について、市内各所を視察しました。ウィルソンビル市は、企業進出や住宅造成が進んでおり、それに伴う課題もあることから、視察中は質疑応答が活発に行われていました。
また、喜多方の物産などに触れるなかで情報交換をしながら交流を楽しむ様子も見られました。
■姉妹都市締結35周年記念宣言 署名でさらなる交流を誓う
2月4日、ウィルソンビル市との姉妹都市締結35周年を記念した宣言署名式を、道の駅喜多の郷で行いました。
1988年10月に姉妹都市関係を結んで以降、長年にわたり、教育・文化・経済などの幅広い分野を通じて、友好関係を築き上げてきました。今後も地域の方々や、学生たちによる交流などを通じて、両市の幅広い交流の促進などを誓い合いました。
▽松澤菜々子さん、今野彩羽さん、千田優空さん
私たちは高校2年生の時に、ウィルソンビル市へホームステイしました。ウィルソンビル市は、自然が多く、整備された緑が豊かなまちです。ホームステイ先のホストファミリーは本当の家族のように温かく、また帰りたいと思う場所です。喜多方市と姉妹都市なので、中学生は研修で行ける機会があります。
ウィルソンビル市での経験で、自分が大きく変わったことを実感しました。英語が好きになっただけでなく、喜多方に戻ってからも英語に触れる機会を増やし、人とコミュニケーションを取ること自体が好きになりました。海外の方と関わる仕事や、英語の先生になりたいといった将来の目標達成のために努力することで、自分に自信がついてきました。
今回の姉妹都市締結35周年では、ウィルソンビル市訪問団の視察先の手伝いをしました。私たちを覚えてくれていて感動しましたし、本場の英語に触れることで目標達成へのモチベーションが上がりました。海外に興味がある方は、このような交流の機会が他にある場合は、参加することをオススメします。
海外に興味はあるけれども、迷いがある方や、やりたいことや目標が決まっていない方にこそ、研修やホームステイは勧めたいです。異文化に触れる一歩を踏み出すことで、解決するきっかけになるかもしれません。ウィルソンビル市と姉妹都市関係にあるからこそ、市や学校などが交流の機会を設けてくれるラッキーな環境だと思います。この環境を最大限に活用して、国際交流に携わる方が増えてくれたら嬉しいです。
問合せ:企画調整課 企画調整班
【電話】24-5209
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