磐越西線は、市民の日常生活や観光客の移動を支える重要な路線であり、地元の鉄道「マイレール」です。
1月20日に、喜多方駅と塩川駅が開業から120年を迎えました。マイレール意識は、歴史ある磐越西線を今後も支えていくことにつながります。
■磐越西線の歴史――
渋沢栄一らが「会津地方の発展のために鉄道が不可欠」と考え、地元資産家に働きかけるなどし、1897年に岩越鉄道株式会社を設立しました。当初は喜多方市を通るルートではなかったものの、喜多方の人々が熱意をもって誘致運動を行い、1904年に会津若松〜喜多方間が開通しました。
東日本大震災の発災時に地震と津波の影響で、県内をはじめ東北地方では深刻な燃料不足に陥っていたため、横浜から新潟を経由し、比較的震災の影響が少なかった磐越西線を通って、郡山まで臨時の石油輸送が行われました。
磐越西線は、こうした災害時の代替ルートとしての役割も担っており、災害が頻発化・激甚化するなかで、重要性が高まっています。
■120周年記念事業
1月20日、喜多方駅と塩川駅の開業120周年記念イベントを行いました。120人が参加したテープカットや、子どもたちの駅員体験などを行い、駅や鉄道に親しみ、マイレール意識の醸成に取り組みました。
■新型観光列車「あいづSATONO」運行開始
運行日:4月6日(土)、7日(日)、13日(土)、14日(日)、20日(土)、21日(日)、5月3日(金・祝)、4日(土)、5日(日)、6日(月・振)、11日(土)、12日(日)、18日(土)、19日(日)、25日(土)、26日(日)、6月1日(土)、2日(日)、8日(土)、9日(日)
※3月時点の予定です。運行日は変更になる場合があります。
時刻:
・郡山駅発 午前10時5分~喜多方駅着 午後0時1分
・喜多方駅発 午後3時32分~郡山駅着 午後5時16分
車両概要:ディーゼルハイブリッド車両(2両編成)を使用した新しい観光列車です。車内には赤べこ、起き上がり小法師、会津木綿で装飾され、会津地方の伝統を楽しめる空間になっています。
また、事前予約をすることで喜多方のお酒やおつまみを味わうことができます。
▽1号車(グリーン車)
定員25人。4人掛けボックスシート、2人掛けボックスシート、1人掛けシート
▽2号車(普通車)
定員34人。2人掛けリクライニングシート、1人掛けリクライニングシート
問合せ:企画調整課 企画調整班
【電話】24-5209
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