■佐藤賢太郎《大地の芽II》1995年、98×53×53cm、砂岩
佐藤賢太郎(1948~)は新潟県東蒲原郡鹿瀬町(現阿賀町)出身の彫刻家です。福島県立喜多方高等学校を卒業。大学在学中、旅先で出会った石仏に魅力を感じ、卒業後、教職に就くと同時に彫刻を始めました。34歳の時に退職し、本格的に創作活動を行います。佐藤は一貫して、風や大地など自然を題材に制作しています。
本作は自然と共生する人間をテーマとしており、砂岩の表面を磨くことで、人体表現に素朴で温かな印象を与えています。
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