■みんなが主役
保育所と幼稚園の運動会、市町村対抗の野球とソフトボール大会、小学校の学習発表会、中学校の柏葉祭、そして国見町文化祭と行事が続く。それぞれがそれぞれに頑張ったことを発表する、発揮する。一人ひとりが主役。
保育所の運動会。皆で踊るダンスのときに、「納得いかないんですけど…」といった表情で、じっと前を向いている子。親と一緒の時間がとっても楽しそうな幼稚園の運動会。進撃のソフトボール選手の笑顔。試合後のロッカールームで、来年を思う野球選手の目。
「うんとこしょ、どっこいしょ。それでもカブは抜けません」というセリフが何度も出てくる物語、「大きなカブ」を英語で演じて学習発表会のオープニングを飾った小学3年生。クラスの紹介動画とビッグアートの披露、国見を「知る、学ぶ、歩む」の発表、そして合唱コンクール。国見の中学生の尊さがストレートに伝わる。合唱の結果が発表されると、悔しくて泣いてしまう子たちもいたと。今しかない一緒の時間を大事にしてるんだなと胸熱。また、小中学校ともICTを使いこなした進め方が秀逸。先生の指導、大変だったろうな。
国見町文化祭。音楽芸能発表会。歌、踊り、マジック…。みんな感心したけど、くにみ愛唱歌クラブが歌った「カメの遠足」が印象的。“のんびり行こう急いでいくとすぐ終わるだろうのんびり行こうゆっくり行けばまだまだ続く…”の歌詞とメロディーが残る。
一人ひとりが主役。輝いてる。
引地真
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