■公立藤田総合病院院長 近藤祐一郎先生
朝夕は気温が下がって、秋が深まってきました。今年の冬は暖冬ではないかと予測されていますが、どうなるでしょうか?個人的には、大雪による被害がなければ良いと考えています。
コロナ感染は第9波となり、医療逼迫が心配されましたが、徐々に落ち着いてきたようです。最近、インフルエンザによる発熱者が少しずつ増えている印象です。高齢者の皆さんには、コロナワクチンに加えて、インフルエンザワクチン接種をお勧めします。
秋になり、過ごしやすい季節になりました。○○の秋と言えば、いろいろな言葉が連想されます。例えば、「読書」、「スポーツ」、「食欲」、「芸術」等が思い浮かびますが、皆さんは何が好みでしょう。私は、「紅葉の秋」が好きです。福島では紅葉はどこでも観ることができますので、一寸のドライブで実りと食欲の秋も体験できます。冬が来る前にしっかり楽しみたいものです。
コロナ感染がパンデミックとなりすでに約4年が経過しました。コロナは過度に恐れる必要はない病気になっていると思います。しかしコロナウイルスは地球上から消えることはなさそうです。インフルエンザと同様に時々流行を繰り返すコロナと人類は共存していくことになるでしょう。今後、副作用がさらに少なく、効果の持続するワクチンの開発が期待されています。治療薬は使用可能ですが、費用、副作用、薬剤相互作用は今後の課題となっています。
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