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自治体の皆さまへ

院長先生の診察室から第25回

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福島県国見町

■公立藤田総合病院院長 近藤祐一郎先生
令和5年も終わりが近づいてきました。皆さんにとって、今年はどんな年でしたか?年を取ると、1年がたつのは早いと感じますね。子供と大人では時間の感覚が異なり、時間の長さに対する体感は年齢と逆比例するという、ジャネーの法則があります。子供と大人では、時間の感覚が違うと実感します。新しい事に触れる機会の多い子供は1日が長いのです。大人も、好奇心を持って新しいことに触れて、脳を活性化して、認知症を予防したいですね。
さて、コロナ感染症が発生してからすでに4年が経過しました。医療関係者にとっては、長く感じられます。第9波は落ちつきましたが、流行する感染症はインフルエンザを筆頭に、いろいろあります。油断せず、体調管理に注意し、感染対策(手洗い、うがい、マスク)を適切に行って下さい。
冬が来て、寒さが厳しくなります。風呂場やトイレでの、ヒートショックには十分注意してください。また、転倒・骨折が増える季節です。病気ではないが、年齢と共に体力・気力が低下して、虚弱になってしまう事をフレイルと呼びます。フレイルの予防のポイントは、栄養、運動、人とのつながりですので、意識して行動しましょう。
来年度の初期研修医は7名の採用が決定しました。病院にとって明るいニュースです。
令和6年が、皆さまにとって、良い年でありますように、祈っております。

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