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町長コラム 真(ま)こらむ第22回

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福島県国見町

■欠けていたこと
住民説明会は、国見町という行政組織の責任者として、一連の問題について町民の声を直に聞き、真正面から受け止めるために行いました。厳しい質問と意見が続出。これは今回の問題に対する引地の判断への疑問符。当然に当事者として反省しています。申し訳ありませんでした。二度とこのようなことを起こさないよう、第三者委員会に検証をお願いし、問題点を洗い出し、しっかりした体制やルールを作ることとします。
自問自答の中で思ったことは「自身の考えを相手に理解してもらうためにはどうしたら良いか」ということ。これまでは相手の話を聞きながらも、説明を尽くせばお互いに理解し合えるものと思っていたけれど、それは間違いと。自身の話を理解してもらうためには、先に相手の話を十分に聞くことが大事ということ。至極、当たり前のことと。
これは町政運営にも当てはまること。この職に就いて2年半余り、新型感染症の中、こぢんまりと行ってきたタウンミーティングや町内会要望の方部会などは、確かに町民の声を聞く場ではあったけれど、十分ではなかったのではと。また、国見町が抱える課題への施策対応はしてきたつもりだけれど、それが本当に町民の幸せ感を上げるために役立ったのだろうかと。
5月には新型感染症の取り扱いが見直されます。原点回帰。施策の源は町民にある。これまで遠慮していたタウンミーティングを全町で行おうと考えています。
引地真

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