院長先生の診察室から第18回

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■公立藤田総合病院院長　近藤祐一郎先生
5月8日から、新型コロナ感染症が5類感染症となります。感染者数は明らかに減少して、社会は通常に戻ってきたように報道されています。現在のところ、第8波のような大流行の可能性は低いと考えられています。しかし、コロナ感染症が消え去ったわけではありませんので、今後も注意が必要です。季節性インフルエンザに比べて感染力が非常に強いことが明らかであり、換気が難しく、密になる場合にはマスク着用をお勧めします。
コロナワクチンについては、高齢者や基礎疾患のある方は、5月以降に行政の指示に従って接種をご検討下さい(急いで接種する必要はありません)。病院や介護施設等での面会制限、マスク着用等の予防対策は、各施設の指示に従って下さい。
公立藤田総合病院では4月に31名の職員が新しく採用され、活気にあふれています。最近、外来患者さんが多く、ご不便をおかけしております。かかりつけ医による紹介や電話予約センターの利用をお願いします。
コロナ感染症は落ち着いてきましたが、この病気との付き合いはまだまだ続きそうです。過度に恐れず、感染対策を適切に行い、日常を過ごしたいと考えます。当院では感染症、自然災害等に対応できる体制を構築しつつ、地域において必要な医療の提供、介護・福祉との連携を行っていく所存ですので、よろしくお願いします。