文字サイズ
自治体の皆さまへ

皆さんの思いを紙面にのせて―笑顔とともに600号(2)

3/29

福島県国見町

■皆さんとつくる身近な広報紙 映っているのは輝く笑顔―
『広報くにみ』は毎号、多くの人々が登場しています。生まれたばかりの赤ちゃんからお年寄りの方まで、時期によっては掲載しきれないほどの「まちのわだい」が出てくることも。
皆さんの協力があっての600号。広報くにみは昭和・平成・令和と長い年月を重ね、これからも続いていきます。そんな広報と皆さんとのエピソードや、これからの広報に期待することなどを紹介します。

▽広報は家族のアルバムのような存在―大越政寛さん亜裕美さん陸翔さん
息子が誕生したときが500号。それから約8年が過ぎ、今回が600号ということで長い歴史を感じます。10年前に国見町へ移住してきたのですが、広報は毎月かかさず読んでいます。特に息子が生まれてからは、幼稚園の運動会やイベントに参加した時の写真、息子の作品が掲載されたこともありました。家族が載っているとうれしいし、『今月は載っていないかな』と探す楽しみもあります。広報に町内企業の求人などを掲載してもらえるとありがたいですね。近くで働きたいと思っている人は多いと思います。広報くにみには、これからも町内の出来事や課題にしっかりと目を向け、”国見町民のための”地域に根差した広報であり続けてほしいと思います。
・陸翔さんは、500号(平成27年3月発行)の「誕生おめでとう」に名前が掲載されました。

▽広報が地域とのつながりに―菅野涼さん瑠泉さん
広報には私たち夫婦や両親、最近では息子も載せてもらったことがあります。600号と聞いて、あらためて長い歴史を感じるし、広報は切っても切れない生活の一部になっています。子どものイベントや定期健診のお知らせ、町の予算やさまざまな事業など、毎月かかさず読んでいますが、もう少し若い人向けのコーナーがあると良いなと思います。最近の広報は写真が多いので、祖父母や両親も息子の姿を探して、毎月楽しみに読んでいるようです。近所の方も息子の顔を覚えてくれていて、「広報に載ってたね」と私が広報を見る前に教えてくれたりすることもあって、地域のつながりを感じることができてうれしいです。これからも見やすく楽しい広報であってほしいです。
・涼さんは平成2年3月生まれ(平成元年度)。お子さんの瑠泉さんは令和元年9月生まれです。

▽子どもたちの笑顔に元気をもらえる―鈴木芽生さん
広報くにみが600号と聞いて驚きました。私の年齢の倍以上も続いているんですね。私自身、10年前に広報に載ったことを忘れていました。当時の抱負は「勉強を頑張ること」だったようなので、夢をかなえるためにこれからも勉強を頑張りたいです。広報は「この記事がおもしろいよ」と家族が教えてくれるので、よく読んでいます。特に母は、子どもたちの写真や記事が気に入っていて、毎月楽しみに読んでいるようです。イベントや募集記事など、大きくお知らせしてくれると良いですね。写真が多いと分かりやすくて見やすいと思います。若い世代とお年寄り世代のニーズを一緒につかむのは、とても難しいと思いますが、幅広い世代に読んでもらえるような広報であってほしいです。
・芽生さんの「今年の抱負」を掲載した平成25 年1月号。(当時小学校5年生)10年前の広報紙。

▽町の「いま」を皆さんに届ける―佐藤吉茂さん
広報は毎月かかさず読んでいます。特に表紙の写真と裏表紙の「夢に向かって」は楽しみに読んでいます。『今月の特集は何かな』『今月はどんなことがあったのかな』と注目しています。私自身も仕事で広報を10年近く作っていた経験があるので、1冊の広報を作り上げる大変さと苦労を感じます。広報は、町の取り組みを町民に知らせる唯一の媒体なので、重点事業や町が取り組んでいること、これを頑張っているんだということを分かりやすく記事にしてもらえるとありがたいですね。また、毎月の配達では、間違いなく皆さんのもとに広報が届くように気を付けています。「いつもありがとう」と声をかけていただくこともあり、やりがいを感じます。これからも皆さんのために、丁寧な配達を心がけたいです。
・佐藤さんは齋藤博光さんとふたりで、「広報くにみ」やお知らせ版、各団体のチラシなどを各町内会長のもとへ、毎月お届けしています。

■誰かの思いが町の力に
『広報くにみ』600号をきっかけに、これまでの広報を振り返り、あらためて町の姿や、そこに住む人々の地域愛を感じることができました。
広報くにみは、町のお知らせだけでなく、その時々の地域の皆さんの頑張りや思いを紙面に映してきました。手に取り、読んでいただくために大切なことは、主役は町民の皆さんだということ。一生懸命に頑張る皆さんの姿に元気づけられたり、かわいい子どもたちの姿を見て笑顔になれたり、知らなかった町の良さを知れたり―
特に写真には大きな力があって、時に言葉以上に多くの情報を伝えることができます。たった1枚の写真でその時の情景や被写体の感情、音や匂いのように、さまざまな『瞬間』を伝えることができます。読者の目を引き、読んでみたい、自分も広報に出てみたいと思ってもらえるような広報を作っていきたいです。
広報自体に大きな力はないかもしれません。ですが、誰かの頑張る姿や優しい笑顔、地域の人々の温かな思いに触れたとき、「私も頑張ってみよう」と思ってもらえたら、きっとその思いが国見町を支える大きな力になるのではないでしょうか。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU