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自治体の皆さまへ

院長先生の診察室から第27回

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福島県国見町

■公立藤田総合病院院長 近藤祐一郎先生
元日に発生した能登半島地震には驚きました。多くの国民が休みで、帰省している人も多かったと思います。翌日には、羽田空港で航空機事故が起きました。航空機の安全管理対策は医療安全のお手本とされるほど徹底されており、医療関係者にとって、この事故は大きな驚きでした。
東日本大震災と原発事故、2度の福島県沖地震を経験した私たちには、被災者の皆さんのつらい状況と気持ちが良く理解できます。能登地方の皆さんに、心よりお見舞いを申し上げると共に、1日も早い復旧、復興をお祈りします。
自然災害は忘れた頃にやってきます。私たち一人ひとりが災害対策を今一度再確認し、準備をしておきたいと思います。
1月15日、公立藤田総合病院では、福島県では最初の日本医師会災害医療チーム(JMAT)を派遣しました。JMAT活動の詳細は、病院だより、当院ホームページで今後報告する予定です。
公立藤田総合病院は免震構造の新館、耐震構造の本館があり、東日本大震災でも大丈夫でした。さらに、自院で水源確保するための井戸掘削を行い、今年度中に使用可能の予定です。災害に強い病院として、各種対策を行っておりますのでご安心下さい。
寒さが厳しい季節が続きます。インフルエンザ、コロナ共に未だ収束しておりませんので、体調管理、感染対策には十分留意して下さい。

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