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13年前の恩返しを心に誓い―能登半島地震の被災地へ向け、出発

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福島県国見町

能登半島地震の発生から2週間あまりが経過し、被災者の健康状態の悪化が懸念される中、被災地の医療支援のため、公立藤田総合病院の医師ら4人が1月15日に石川県七尾市へ出発しました。
福島県の医師会などでつくる災害医療チーム=JMAT(ジェイマット)福島県の第1陣として派遣されたのは、公立藤田総合病院から宇之澤和貴さん(医師)、金山稔さん(看護師)、齊藤由美子さん(看護師)、安齋光善さん(薬剤師)。4人は、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県七尾市で、被災した病院や避難所での医療支援を18日まで行いました。
同日に行われた出発式では、近藤祐一郎院長が「4人の精鋭が派遣され、大変心強く感じている。これまでの訓練の成果を十分に発揮してください」と激励しました。
派遣される医師の宇之澤さんは「東日本大震災の際には、日本中から支援をいただいた。発災から約半月が経過し、被災者の皆さんはとても疲れています。これまでの恩返しとして、自分が持っている知識を活用して最大限のサポートをしたい」と話していました。

能登半島地震で大きな被害を受けた富山県氷見市で被災地支援を行うため、町の職員が1月25日に、現地へ向けて出発しました。
富山県氷見市に派遣されたのは、野村康宏さん(住民防災課主任主査兼生活交通係長)と高橋直也さん(教育総務課主査)の2人で、出発日前日の1月24日、町役場庁舎のアカマツ広場で出発式が行われました。
出発式の中で、引地真町長は「今回の派遣は、これまでいただいた応援と支援の恩返しの一つです。被災地の人たちの思いを自分事として、支援をお願いします」と派遣される職員を激励しました。
今回派遣された職員は、25日から31日までの7日間、氷見市で現地の職員や先に派遣されている他市町村の職員と合流し、り災証明書の発行や建物被害の認定調査など、被災地の業務支援にあたりました。
派遣された野村さんは出発を前に、「ふくしま災害時相互応援チームの一員として、被災された氷見市の皆さまが1日でも早く元の生活に戻れるよう、全力を尽くします」と決意を述べました。

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