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町長コラム 真(ま)こらむ第38回

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福島県国見町

■町の宝もの
このひと月、いつもより予定が混みあった。岐阜県池田町訪問、あつかし歴史館の七夕まつり、歴史まちづくりシンポジウム、財務省・国土交通省への要望、職員互助会夏季交流会、県民税優良納税知事感謝状伝達、県北建設事務所との事業調整会議、国見夏まつり、こどもの居場所づくりトップセミナー、県農林水産部長来町、東京ふるさと国見会の桃フェス、徳江北・貝田・石母田・小坂の盆踊り、務川慧悟ピアノリサイタル、福島ユナイテッドFCの国見ホームタウンサンクスデー…。
中でも、この時期ならではの催しは夏まつりと盆踊り。子どももお年寄りも飲んで、食べて、話して、笑って、踊る。その陰で汗だくで動く人たちがいる。その熱量が、すごい。時代とともに内容の変化はあったかもしれないけど、根幹は変わってない。東北地方の町村で初めて歴史まちづくり計画を作った国見町ならではの宝もの、風致を実感。
もう一つは、務川慧悟のピアノリサイタル。チケット販売は400枚ほど。町外、遠方が多。「どうして国見で演奏会するの?」、「何で国見で呼べるの?」と宣う他所のマダムたちがいました、と担当。当日のプログラムに全国の名だたる大ホールと肩を並べて国見町観月台文化センターの名。町の一般会計予算が40億円ほどのときに冨永町長が決断、約30億円をかけて造った施設。そんな近隣住民が羨む施設、国見の宝ものなのに、文化芸術予算を絞って来た国見町。使っても使わなくても施設は古くなる。ならば、とことん活用して町の良さをPR。
引地真

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