国見町は、千年以上育まれてきた国見の歴史・伝統・文化をこれから百年後に伝えていくため、これらを生かした「歴史まちづくり」を進めています。このコーナーでは町や地域が行っている取り組みについて、毎月お伝えしています。
■県歴史資料館「新公開史料展」で国見町の史料が展示
福島県歴史資料館(福島市)には、国見町の史料が多く寄託されています。目録への収録・刊行によって新たに公開された「高原庄一家文書」「国見町藤田区有文書」の史料が、昨年12月から同館で展示されています。この機会にぜひ見学ください。
日時:3月23日(日)まで午前9時から午後5時(入場は午後4時30分まで)
会場:福島県歴史資料館展示室(福島市春日町5-54)
解説回:2月15日(土)、3月16日(日)午後1時30分より50分間程度の展示説明
入館料:無料
主催:(公財)福島県文化振興財団
問合せ:福島県歴史資料館
【電話】534-9193
▽展示の見どころを紹介!「祝辞」(国見町藤田地区有文書)
昭和12年(1937)5月18日、佐々木八千代(藤田町長)による観月台溜池改修記念碑除幕式の祝辞(右写真)。改修工事が産業振興と風致向上の両面で功を収めたと評しています。同記念碑は、聖徳太子神社境内に建立されたものです。(震災により倒壊)
このほか、旧小坂村の名主であった高原家が戊辰戦争時に仙台藩に協力した事を伝える書状や、明治32年(1899)に旧大木戸村で購読された雑誌等が展示されています。
■国見町歴史的風致維持向上計画(第2期)の素案を町長に建議しました
12月20日から1月20日までに募集しましたパブリック・コメントには、11件のご意見がありました。町では、頂いた貴重なご意見に対する考え方を町ホームページで公表しています。
また、パブリックコメントと関係機関からの意見聴取の結果を踏まえた国見町歴史的風致維持向上計画(第2期)の案を1月24日に、有識者からなる国見町歴史的風致維持向上計画協議会(法定協議会)で審議を行い、柳原敏昭会長(東北大学教授)から村上利通町長へ計画(案)が建議されました。
町では、この建議を受けて町長による計画の策定と、国へ計画認定に向けた申請を行い、3月末までの認定を目指しています。
問合せ:
企画調整課地域振興係【電話】585-2967
あつかし歴史館【電話】585-4520
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