決算ならびに予算の執行状況に関する報告は、「大玉村財政状況の作成及び公表に関する条例」に基づいて公表するものであり、主な内容についてお知らせいたします。
皆さんから納められた税金などがどのように使われたのか、その使い道などについてご覧いただき、今後とも村政に対するご理解とご協力をお願いいたします。
■令和4年度決算概要
令和4年度の一般会計及び各特別会計等の決算が先の9月定例議会で認定されました。
令和4年度の決算は、令和4年3月福島県沖地震及び令和4年8月豪雨災害に伴う災害復旧事業費の増となった反面、子育て世帯及び住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金の減等による扶助費の減などにより、決算額は前年度と比較して減少となりました。
厳しい財政状況にある本村ではありますが、「小さくても輝く大いなる田舎美しい村大玉村」創造のため、第5次総合振興計画に基づく各種施策を実施し、生活環境の整備、産業の振興、教育文化の向上、福祉・健康の充実などに積極的に取り組んで参りました。
また、補助事業等を活用し、引き続き新型コロナウイルス感染症対策事業を展開しました。
この結果、令和4年度の一般会計決算額は、歳入総額58億2千5百39万6千円に対して、歳出総額53億4千6百79万2千円となり、翌年度へ繰り越すべき財源を除いた実質収支額は、4億7千1百88万8千円の黒字決算となりました。
令和4年度の主な財政指標は、財政力指数が0.01ポイント減の0.36、財政構造の弾力性を表す経常収支比率は8.6%増の84.5%となりました。健全化法に基づく実質公債費比率は0.1%増の7.3%となりましたが、基準となる早期健全化基準の25%、財政再生基準の30%を共にクリアしており、健全な財政が保たれました。
引き続き、経費の節減や事務事業の効率化を図り、健全財政の維持に努めてまいります。
■各会計の歳出決算額(単位:円)
■歳入
歳入の状況をみますと、寄付金(対前年度比130.2%、4千58万5千円増)や繰越金(対前年度比48.6%、1億8千1百59万8千円増)等が増加しました。対して、分担金及び負担金(対前年度比△85.7%、1千4百50万6千円減)や地方特例交付金(対前年度比△50.8%、1千6百95万4千円)等が減少しました。歳入総額は前年度と比較し、△4.8%、2億9千3百26万7千円の減となりました。
■歳出
歳出については、繰出金(対前年度比17.4%、6千48万2千円増)、投資的経費(対前年度比14.7%、9千3百26万1千円増)等が増加しました。対して、投資及び出資金・貸付金(対前年度比△38.9%、7百万円減)、扶助費(対前年度比△26.4%、1億6千8百72万6千円減)等が減少しました。歳出総額は前年度と比較し△3.9%、2億1千6百83万3千円の減となりました。以降の図表等でお金の使い道について見ることができます。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>