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新聞記者から見た大玉村

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福島県大玉村

■福島民報社 本宮支局長 半澤慎也さん
着任してから4回目のお正月を迎えました。皆様明けましておめでとうございます。昨年は新型コロナウイルス感染拡大などの影響で延期されていた各種交流事業などを再開し、積極的に活動を展開する1年となりました。
9月には友好都市協定を結んでいるペルー・マチュピチュのエルビス・ラトーレ村長ら訪問団の皆さんが来村されました。押山利一村長と「友好都市交流活動指針」を締結し、相互交流をさらに進める方針を確認しました。活動指針は2015年に締結した友好都市協定を補完する内容で、両村が教育、農業、観光と経済、その他の4部門で交流活動の計画を作成し、準備を進めるというものです。
私は特に教育分野で学生間の交流が深まることに期待しています。将来を担う子どもたちが海外の文化や言語に触れることは、広い視野を持って世界にはばたくきっかけになるでしょう。
他にも広島県の平和記念式典への小中学生派遣事業や、台湾への中学生派遣など、子どもたちが村外で学ぶ事業が復活してきています。子どもたちの派遣は学ぶ機会であると同時に絶好の発信の機会でもあります。大玉村の豊かな自然、おいしい食べ物を多くの人に伝えてほしいと思います。
最後に毎年恒例となった名倉山元旦登山ですが、4度目の挑戦で初めてしっかりと初日の出を望むことができました。前回にもまして多くの方にお声掛けいただきました。続けて参加していて良かったと思います。大名倉山から見えた素晴らしい景色を胸に、1年間頑張っていきたいと思います。

■福島民友新聞社 本宮支局長 斎藤優樹さん
明けましておめでとうございます。謹んで新年のご挨拶を申し上げます。昨年は新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5類となり、「制限のない日常」が少しずつ戻り、マスクを外して交流を楽しむ人が増えてきたように思います。
新型コロナの影響で中止が続いていた海外交流事業「友好の翼」も4年ぶりに再開されました。大玉中2年生を台湾に派遣する事業で、生徒がホームステイや桃園市立大竹国民中学の訪問などを通して、異文化を学び、国際交流してきました。8月には小中学生が4年ぶりに広島市の平和記念式典に出席し、平和について理解を深めました。小中学生で地元を飛び出し、世界を知ることは、自分自身の現在地を知り、将来に思いをはせる貴重な経験になったはずです。
地域の大人が子どもたちを支援する姿も印象的でした。職種の異なる大玉村出身の男性6人でつくる子どもの応援隊「縁プロジェクト」はボランティア団体ですが、バッグネットの修理や横断幕の作製、受験を控えた生徒に合格祈願米を贈るなど多彩な活動で子どもたちの活動を後押ししました。想いは生徒に伝わり、子どもたちの学習や部活動の意欲向上につながっています。縁プロジェクトを始め、大玉村は地域全体が子どもたちと距離感が近く、子どもたちが地域に安心感を持って生活しているように感じています。
このほかにも、昨年はマチュピチュ村長の訪問や前日本看護協会長で大玉村出身の福井トシ子さんが名誉村民となるなど明るい話題が多い年となりました。今年も多くの皆様にお会いし、さまざまな視点で大玉村の魅力に触れ、質の良い記事を届けていきたいと思います。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。

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