文字サイズ
自治体の皆さまへ

2024年年頭のごあいさつ

2/51

福島県大玉村

■大玉村長 押山利一
村民の皆様、明けましておめでとうございます。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
年の初めにあたり、皆様のご健勝をお祈り申し上げますとともに、日頃より村政全般にわたりご理解とご協力を頂き、心より敬意と感謝を申し上げます。
3年に渡り猛威をふるったコロナウイルス感染症も、昨年の5月に5類となり、感染への対策は引き続き行いながらも、社会、経済活動が普段に戻りつつあります。
また昨年は、友好都市協定を結んでいるマチュピチュ村の村長さんご一行をお迎えし、交流を深めることが出来ました。
更に日本看護協会の前会長の福井トシ子さんに大玉村名誉村民の称号を贈呈させていただきました。現在は、国際医療福祉大学大学院副大学院長兼教授を務められており、大玉村出身者のご活躍は村にとって大きな誉とするところです。
さて、本村は、「人は活力の源」との考えの下、子育て支援をはじめとする長年にわたる定住人口増加対策の取り組みにより、人口を維持すると共に、14歳以下の年少人口比率も県内一となっております。
また、燃油高騰や物価高騰対策、農業を取り巻く状況などと共に、超高齢化社会を目前にして、現時点の行政需要や要望に応えていくことはもちろんのこと、10年後、20年後を見据え「活力のある自立する村づくり」を進めてまいりますので、皆様のさらなるご理解とご協力をお願い申し上げます。
主な施策の概要としましては、第一に、子育て支援であります。「保育所保育料の無料化」や「小中学校給食費補助」など、引き続き子育て支援に積極的に取り組んでまいります。
また、村の木材を使用して建設予定の、大山公民館に代わる村民の交流の場と子育て支援を目的とした「複合施設」については、現在、国の補助金確保に努めており、目途が付き次第に早期の建設を目指してまいります。
第二に、農業活性化対策の推進であります。令和4年に設立した「大玉村農業振興公社」を核として、持続可能な農業政策を推進するため、引き続き、各種支援策や取組事業等を段階的に拡大し、大玉村にとっての基幹産業を守ると共に、大玉村の重要な資源である自然景観を後世に伝えるために取り組みを強化してまいります。
第三に、将来に向かっての活力ある村づくりであります。「あだたらの里直売所」や「お食事処たまちゃん」、「アットホームおおたま」などの収益施設については公設民営化を進めてまいりましたが、これら施設の指定管理者である村民の皆様の出資により設立された「村づくり株式会社」と共に、更なる利活用の拡大を図ってまいります。
また「スマートインターチェンジ」については、設置を前提とした国の直轄調査の箇所づけを、より確実なものとすべく取り組みを強化してまいります。
また、再生可能エネルギーを活用し、農業振興と障がい者雇用を推進する「農福連携」を目的とした「農業生産施設」を、より実現性を高めるための取り組みを進めてまいります。
更には「教育環境の充実」「商工業の振興」「健康長寿の村づくり」「高齢者の福祉向上」「マチュピチュ村や台湾との国際交流の推進」などを更に進めてまいります。
以上、主要施策の概要について申し上げましたが、今後とも現在の財政状況の健全性を維持しつつ、地方自治の本旨である「住民福祉の増進」に努めてまいる所存であります。
本年も、小さいからこそ可能な村のメリットを生かし、より多くの皆様方の考えや要望をお聞きし、更に話し合い「村民に日本一近い村政」を念頭に「村民が主役の『住んで良かったと思える』村づくり」実現に向け、職員一丸となって邁進してまいる所存であります。
結びに、皆様のご健勝、ご多幸を祈念いたしますと共に、村政への更なるご支援、ご協力を心からお願い申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

■大玉村議会議長 押山義則
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
村民の皆さまにおかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。日頃より村議会にご協力とご支援を賜り、心より御礼を申し上げます。
昨年はこれまで経験したことのない猛暑、円安や国際情勢などによる資源価格や物価の高騰が村民の皆さまの生活や事業に影響を与えた年でありましたが、新型コロナ感染症が5類に移行して迎える新年はコロナ前に戻ったかのような人の動きに景気への期待感が高まっていました。
平穏な新年を迎えた元日に、日本列島を震撼させた令和6年能登半島地震により亡くなられた方々とご遺族にお悔やみと被災された方々にお見舞いを申し上げます。睦月は、家族や親族が集まり、新年を祝い、「睦び、親しむ月」と言われますが、これまでの日常が一瞬で奪われた被災者の方々を思うと、一日も早く日常が取り戻されるよう願うとともに、いつ、どこで起きるかわからない災害への備えが重要であると改めて痛感した新たな年の幕開けとなりました。
昨年9月に議長に就任し、安心して住み慣れた地域で暮らすことができる活力ある村づくりを推し進めるとともに、時代の変化を見極めてスピード感を持って「動く議会」の実践を肝に銘じたところであります。新たな議会構成で、「開かれた議会」、「わかりやすい議会」を目指し、議会の情報発信に努め、村民の皆さまの議会への関心が高まる「見える議会」の実現に向けて、引き続き「議会活性化検討会」を中心に、議員一丸となり取り組みを進めております。まずは、「村民の声を聴く会」の開催に向けて準備を進めているところであります。
今年の十二支は「辰」、干支は「甲辰(きのえたつ)」です。振り返りますと、60年前の「甲辰」は東京オリンピックが開催され、東海道新幹線が開業した年でした。甲辰は、新たな始まりやチャンスの兆しとも言われます。辰年が昇り龍のように勇壮果敢に上昇し、活力に満ちた甲辰となるように議会も村民の皆さまに寄り添い、邁進してまいります。
結びに、村民の皆さまが健康で希望に満ちた年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU