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令和6年度 ふくしま学力調査の結果について

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福島県大玉村

4月26日(金)に玉井小学校、大玉中学校が、5月8日(水)に大山小学校がふくしま学力調査を行いました。対象は小学校4年生から中学校2年生までとなります。この度、結果がまとまりましたので、大玉村小・中学校全体の概要についてお知らせします。

■ふくしま学力調査の特長
○県や市町村の平均点との比較ではなく、現在の学力レベルを過去の学力レベルと比較し、「学力の伸び」を把握するために行います。マラソンに例えると、今までは「順位」を重視していましたが、この調査は「タイム」になります。一人一人の児童・生徒が1年間でどれだけ成長できたかを把握するために行います。学力は小学校4年生から中学校2年生までの学力を36段階に分けてあり、そのレベルがどの程度伸びたかを見るテストになります。
○漢字の読み書き、たし算、文章題、図形の把握などができる力(いわゆる学力)だけでなく、意欲・姿勢・自制心・自己効力感・勤勉性(いわゆる非認知能力)など学力以外の力もとらえることができます。学力以外の力は、学力との関係が強いといわれています。

◆調査内容
(1)教科に関する調査
小学校4年生から6年生:国語、算数
中学校1年生及び2年生:国語、数学
(2)学習意欲、学習方法及び生活習慣等に関する質問紙調査

◆教科に関する調査から
○中学校1年数学において、県平均を上回りました。また、小学校5年国語と算数が県と同レベルにあります。小学校5年国語と中学校1年数学においては、県のレベルは2伸びているのに対し、本村においては3伸びています。また、小学校6年算数と中学校1年国語において、県のレベルは1伸びているのに対し、本村においては2伸びています。
○中学校1年数学以外全て、県平均を下回っています。特に、小学校4年、中学校2年の国語、算数・数学共に県レベルより1段階低い結果となりました。また、小学校4年国語、中学校2年数学においては、無解答率が高く、諦めてしまう児童生徒がいました。特に記述式の問題については苦手意識が強く、問題を見ただけでやらない児童生徒もいました。

◆質問紙調査から
○「規律ある態度」の質問は12項目あり、小学校4年生から中学校2年生まで全て含めて6割の項目で県平均を上回っています。その中でも、県平均を特に上回っていたのが「登校時刻が守られている」で、昨年度は3つの学年が県平均を下回っていましたが、改善がみられました。
○「今住んでいる県や市町村の歴史や自然に関心をもっていますか」の質問に対して、ほとんどの学年が県平均より10%以上上回っており、学年が上がるにつれ県との差が大きくなっています。毎年、この質問に対する回答は肯定的に捉えており、地域と共に歩む学校づくりが推進され、地域に興味関心が高いことがうかがえます。
○「難しいことでも失敗を恐れないで挑戦していますか」の質問に対して、昨年度は4つの学年が県平均を下回っていましたが、今年は全ての学年で県平均を上回り、大きく伸びています。「学校の先生たちは自分のよいところを認めてくれましたか」の質問も肯定的に捉えている児童生徒が多く、その影響があると言えます。
○「自分には、よいところがあると思いますか」の質問に対して、県平均を下回る学年が小学校全てに見られました。挑戦しても結果が伴っていないことが原因と考えられます。また、「あなたの学級は,いろいろな活動にまとまって取り組んでいたと思いますか」の質問で、中学校において県平均を下回りました。昨年度は県平均以上でしたが、学級のまとまり感が昨年度より下がってしまいました。

日頃から子どもたちを励ましながら学習活動に取り組んだり、地域の方々に支えられながら豊かな体験活動をしたりしています。難しいことでも挑戦し、地域に関心を持っている児童・生徒が多いのは大玉村の教育の成果であり、誇りでもあります。
ご家庭や地域の皆様におかれましても、子どもたちの健やかな成長のために今後ともご指導とご協力をよろしくお願いします。

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