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任期満了をむかえて

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福島県大玉村

地域おこし協力隊 小川晴喜
2021年8月から大玉村の地域おこし協力隊として、情報発信やイベントの企画運営をさせていただいていました。
大玉村の第一印象としましては豊かな農産物と美しい風景がある村だと感じていました。
それは大玉村の方々が先祖代々、土地や農地を守り続いてきた土台があって今があり、大玉村の魅力である「農業」について発信していくためにもより深く知りたいと思い、活動していきました。
私は2022年と2023年には「おおたまコモン」という貸し農園のような企画を村内外の家族の方々と行ってきました。
私は畑をやってみたいという興味もありましたが、村内に住んでいても私みたいに移住して来た方は畑に興味があってもやれていないのではないかと思いました。それなら私が畑の管理人として地域の方々と一緒に野菜作りをすることで大玉村を好きになってもらいたいと思い、土づくりから自分たちで作った野菜たちで料理をつくるまで行う「おおたまコモン」を企画しました。
その中で、農家さんにお話を聞きに行ったり、お手伝いさせていただきながら、農業の大変さも知りました。またゼロから手塩をかけた野菜ができていく過程や参加者が喜んで収穫している姿をみれたことで農業の楽しさも感じることができました。
また、2024年3月「かつ×たまフェス」では東京都葛飾区で大玉村の物産を販売する企画を行いました。その際には大玉村の方々にたいへん協力をいただき、行うことができました。葛飾区の方にお米を振る舞ったときには「美味しい」という声を多く聞くことができ、お米も買っていってくれました。大玉村の物産を喜んで買ってくれる方を見ると私はとても嬉しい気持ちになりました。同時に農家さんが汗水流して美味しいお米を作っているからこそ、私はそのような経験、イベントができるのだと気付き、農家さんには感謝しきれないと思いました。
このように私はこの3年間で「農業」を通じて、多くの経験をさせていただきました。私の力が足りず、まだまだ大玉村の魅力を発信しきれていないですが、大玉村の農産物や風景には多くの人に感動を与えられる力があると私は信じています。
ご苦労も多くかけてしまいましたが、多くの方々に温かくご協力していただいたおかげで、3年間地域おこし協力隊として活動をしてこれました。大玉村、村民の方々に大変感謝しております。
私は卒隊後、次のステップへと足を踏み出しますが、今と変わらず大玉村にいますので、これからもよろしくお願いいたします。

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