かなり前になりますが、中国の北京に団体旅行で行きました。旅行の行程に組み込まれたショップでは全て外国人旅行者料金で、現地料金の十数倍だったと思います。ちなみに現地添乗員の給料は月1万円とのことでした。
そこで、屋台や街裏の食堂等の地元の人が行くところにも足を延ばし、輪タク(自転車の二人乗りタクシー)にも乗りましたが、旅行者と分かると途端に高額の料金となったことを思い出します。
バブルが崩壊し立ち止まったままの失われた30年余の年月で、円は先進国でも最も弱い通貨となり、今では日本円の強い頃の懐かしい思い出となってしまいました
今、日本国内ではオーバーツーリズムの状況にもあり、全国の観光地を中心として外国人旅行者への二重価格が進められています。ラーメン3,000円など我々には考えられない値段ですが、「美味しいししかも安い」とのコメントを聞くと隔世の感があります。
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