■福島民報社 本宮支局長 半澤慎也さん
着任してから5回目のお正月を迎えました。皆様明けましておめでとうございます。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響から抜け出し、地域が活気を取り戻す第一歩となる1年となりました。
今年大玉村にとって大きな流れとなったのは東北自動車道の(仮称)大玉スマートインターチェンジについて国の「準備段階調査」が始まったことだと感じています。2021年から国や県の関係者らと勉強会を開き、準備を進めていた成果が出てきました。都市計画マスタープランを改定し、将来の都市構造としてスマートインターチェンジの整備検討を盛り込んだ計画を立てています。大玉村は14歳以下の子どもの割合が県内で一番高く、人口減少が抑えられています。数年前と比べて村役場周辺をはじめ住宅が増えたと感じる方も多いのではないでしょうか。マスタープランには村の現状や乗り越えなければならない課題についても言及があるため、多くの村民の皆様に見ていただき一緒に将来の大玉村について考え、議論していくのが大切だと思います。
最後に毎年恒例となった名倉山元旦登山ですが、とうとう5度目の挑戦となりました。1年に1度だけ山の上でお会いする方々がいらっしゃいまして、これも参加する際の楽しみになっています。元旦登山はもちろん、たくさんの出会いから話題を掘り起こし、皆様にさまざまな記事をご覧いただけるよう頑張ってまいります。よろしくお願いいたします。
■福島民友新聞社 本宮支局長 斎藤優樹さん
明けましておめでとうございます。謹んで新年のご挨拶を申し上げます。昨年は「今まで準備してきたことが形になる」とされる「甲辰」の年でござました。大玉村におかれましても、国が大玉スマートインターチェンジ(仮称)を準備段階調査箇所に採択するなど村が長く丁寧に準備を進めてきた事業が大きく前進する年になったのではないでしょうか。
ほかにも、大玉村消防団が県内消防団の最高の栄誉とされる「民友旗」を受章したり、おおたま村づくりが農山漁村のむらづくりの優良事例を表彰する「豊かなむらづくり全国表彰」で、東北農政局長賞に輝いたり、村内が明るい話題に包まれた一年となりました。
大玉村は今年、村合併70周年や大玉中統合50周年など節目が重なります。国際交流関係では、南米ペルー・マチュピチュ村と友好都市協定締結10周年を迎えます。村は10月にマチュピチュ村に記念プレートを設置し、村民や村長らが参加する除幕式を行う予定です。
昨年行った友好都市締結10周年の記念式典では、ロベルト・セミナリオ駐日ペルー大使が駆けつけ、村民とペルー料理を味わいながら、両村の親交発展に向けてメッセージを寄せてくださりました。ペルー料理教室では、在日ペルー大使館の公邸料理人が講師を務め、村民がペルーの伝統料理「ロモ・サルタード」などに挑戦し、料理を通してペルー文化に親しみました。両村の交流は両村にとどまらず、日本とペルーをつないでいます。
この記念すべき年に大玉村に関われることを嬉しく思います。昨年以上に皆様とふれ合い、紙面を通して、村政を分かりやすく的確に発信し、活気溢れる大玉村を紹介していきます。どうぞよろしくお願いいたします。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>