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自治体の皆さまへ

2025年 年頭のごあいさつ

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福島県大玉村

■大玉村長 押山利一
村民の皆様、明けましておめでとうございます。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
年の初めにあたり、皆様のご健勝をお祈り申し上げますとともに、日頃より村政全般にわたりご理解とご協力を頂き、心より感謝を申し上げます。
本村は、「人は活力の源」との考えの下、子育て支援をはじめとする長年にわたる定住人口増加対策の取り組みにより人口を維持すると共に、将来の大玉村を担う14歳以下の年少人口比率も県内一を継続しております。
また、燃油高騰や物価高騰対策、農業を取り巻く状況などと共に、超高齢化社会を目前にして、現時点の行政需要や要望に応えていくことはもちろんのこと、10年後、20年後を見据えた「活力のある自立する村づくり」を進めてまいりますので、皆様のさらなるご理解とご協力をお願い申し上げます。
主な施策の概要としましては、第一に、子育て支援であります。「保育所保育料の無料化」の継続など、引き続き子育て支援に積極的に取り組んでまいります。
また、大山公民館に代わる村民の交流の場と子育て支援を目的とした「(仮称)子育て支援センター」については、来年度の事業着手に向けて国への補助申請中であります。
第二に、農業活性化対策の推進であります。「大玉村農業振興公社」を核として、持続可能な農業政策を推進するため、引き続き、各種支援策や取組事業等を段階的に拡大し、大玉村にとっての基幹産業を守ると共に、大玉村の重要な資源である自然景観を後世に伝えるための取り組みを強化してまいります。
第三に、将来に向かっての活力ある村づくりであります。先ず「スマートインターチェンジ」については、昨年9月に必要性が認められ国の準備段階調査の箇所付けが決定しましたので、国の事業化に向けた取り組みを強化してまいります。
スマートインターチェンジの設置は、本村にとって人口の維持・増加に向けた交通の利便性向上のみならず、観光振興、企業立地、物流の効率化など、将来の大玉村発展の大きな原動力になるものと大いに期待しております。
以上、主要施策の概要について申し上げましたが、「景観及び自然環境の維持保全「教育環境の充実」「商工業の振興」「健康長寿の村づくり」「高齢者の福祉向上」「農業と障がい者をつなぐ農福連携」「共生社会の実現」「国内外交流事業の推進」などを更に進めてまいります。
令和7年度は、大山村と玉井村が昭和30年3月31日に合併して大玉村となって70周年となります。また「マチュピチュ村との友好都市締結10周年」、更には「日本で最も美しい村連合加盟10周年」「大玉中学校統合50周年」等の記念すべき年となりますので、皆様に参加いただきそれぞれ記念事業を行ってまいります。
本年は、大玉村の振興発展への中長期ビジョン実現に向けて重要な第一歩となる年でもあります。今後とも現在の財政状況の健全性を維持しつつ、地方自治の本旨である「住民福祉の増進」に努めてまいる所存であります。
より多くの皆様方の考えや要望をお聞きし、更に話し合い「村民に日本一近い村政」を念頭に「村民が主役の『住んで良かったと思える』村づくり」実現に向け、職員一丸となって邁進してまいる所存であります。
結びに、皆様のご健勝、ご多幸を祈念いたしますと共に、村政への更なるご支援、ご協力を心からお願い申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

■大玉村議会議長 押山義則
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
村民の皆さまにおかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。日頃より村議会にご協力とご支援を賜り、心より御礼を申し上げます。
昨年は、猛暑や円安、物価高騰が村民の皆さまの生活や事業に影響を与えた年でありましたが、(仮称)大玉スマートインターチェンジが国の準備段階調査箇所に採択され、村にとって大きく前進した年になりました。
さて、大玉村議会は、「見える議会」の実現に向けて、安心して住み慣れた地域で暮らすことができる活力ある村づくりを推し進めるとともに、時代の変化を見極めてスピード感を持って「動く議会」を実践してきました。「村民の声を聴く会」から名称を改め「村民と議会の懇談会」を昨年の四月に開催し、懇談会での意見を踏まえ、六月定例会において村に提言を行いました。来月の二月十二日には、「村民と議会の懇談会」を開催し、六月の提言がどう施策に反映したかについて、村民の皆さまにご報告いたします。
今年は、昭和百年にあたり、大玉村合併七十年の節目、阪神・淡路大震災から三十年を迎えます。戦前、戦中、戦後を経験した激動の昭和の時代は、右肩上がりの高度経済成長や豊かさを求めて繁栄を築き、バブル景気が到来しました。バブルが崩壊し、阪神・淡路大震災や東日本大震災などの災害から学んだのが平成の時代でした。令和に入ると、先が見通せない不確かな時代に地に足をつけて、どう歩んでいくか試されているようであります。
今年の十二支は「巳」、干支は「乙巳(きのとみ)」です。乙巳は、これまでの準備が実を結びはじめる年であり、蛇が脱皮を繰り返す姿から再生と変化の年とも言われます。今年は、大玉ゲートウェイ構想の大玉村の玄関口としてスマートインターを中心とした村づくりの拠点整備に向けてさらに前進する年になると期待されます。目まぐるしく変動する社会情勢や環境にも柔軟にしなやかに対応し、大玉村の千載一遇の機会を捉え、邁進できるよう、議会も皆さまと力を合わせてまいります。
結びに、村民の皆さまが健康で希望に満ちた年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。

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