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自治体の皆さまへ

発酵の魅力満載の1日

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福島県小野町

■福島県内初開催!!
「発酵の学校in小野町」特別出張開校
「発酵の学校in小野町」特別出張開校が6月17日、多目的研修集会施設で開かれました。
今回の「発酵の学校」は、発酵食品の魅力や文化を学ぶ一日限定の特別開校として開かれたもので、県内では初開催となりました。当日は町内だけでなく、県内外から多くの方々が受講しました。
開校にあたって、主催者である町長からあいさつがあり、来賓を代表して議長から祝辞がありました。このほか、同じ田村地方の白石田村市長ならびに坂本三春町長が聴講しました。

◆講義
名誉町民で発酵学者の小泉武夫校長からは「発酵食品の魅力」、宮城大学食産業学群教授の金内誠先生からは「発酵食品の機能性〜乳酸菌と味噌〜」、東日本酒造協業組合理事・杜氏(とうじ)の殿川慶一先生からは「現代の名工が醸す幻の純米吟醸酒」と題し講義をいただきました。
発酵食品のメリット、体(腸内)に与える効果、発酵食品が多く取り入れられてきた日本食のすばらしさなどについて、データを交えながら解説いただきました。
また小野町産酒造好適米「福乃香(ふくのか)」を使用した純米吟醸酒「東堂山勝馬」について、酒造りの工程、完成に至る経過、お酒の特長・魅力を説明いただきました。

◆販売・PRブース
会場の外では、小野町産酒造好適米「福乃香」を使用した甘酒の振る舞いや純米吟醸酒「東堂山勝馬」の販売、町の特産品などを販売する「つどってまるしぇ」のほか、全国発酵のまちづくりネットワーク協議会に加入する県内自治体の郡山市、喜多方市からの出展もあり、甘酒、味噌、しょうゆ、パンなどの発酵食品の販売が行われ、行列ができる盛況ぶりでした。

◆これから
町では人口減少などによる農業の衰退が著しく、遊休農地の増加が課題となっています。そのような中、「発酵」に着目し、町産農産物と組み合わせた6次産業化を推進するため、「産業6次化・発酵のまちづくり推進事業」に取り組んでいます。
現在、味噌・日本酒・乳製品の3つの部会を中心に事業に取り組んでおり、将来の一般販売・特産品化、それらをきっかけとした関係人口・交流人口の増加に向け事業を継続していきます。

▼発酵の学校とは…
非営利活動(NPO)法人発酵文化推進機構が、発酵食品の魅力や正しい知識、歴史や文化を学ぶことができる場を設け、専門的研究データに基づいた講義や身近な発酵食品を用いた実用的な講義を通じて、発酵食文化の啓発と推進リーダーの育成を目的に開催しているものです。
通常、12回の講座をすべて受講し、修了すると「発酵食品ソムリエ」の資格を取得することができます。

○詳しくは発酵文化推進機構ウェブサイトをご覧ください。
NPO法人発酵文化推進機構ウェブサイトURL
【URL】https://hakkou-bunka.jp

▼絵本を寄贈 ~小泉武夫先生から子どもたちへ~
小泉先生から「子どもたちへの『食育』に役立ててほしい」との思いで絵本「菌たろう」を寄贈いただきました。
寄贈いただいた絵本は町内の幼児教育施設、小野小学校、ふるさと文化の館図書館で活用させていただきます。
このたびのご厚意に対し、紙上より厚くお礼申し上げます。

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