新たな年に

4／26

◆小野町議会議長　田村　弘文

新年明けましておめでとうございます。町民の皆さまにおかれましては、ご家族とともに輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

日頃より議会活動に対しまして、特段のご指導とご協力、ご支援を賜り厚くお礼申し上げます。

私ども議員が就任してから令和4年までの3年間は、新型コロナウイルス感染症という、未曽有の危機に直面し、コロナ禍により日常生活や行動が大きく制約された中で、町民の皆さまの健康と生活を守ることを優先に、感染防止対策や地域経済対策に取り組んでまいりました。

昨年5月に感染症法上の位置づけが2類から5類に移行されたことにより、日常の行動制限が緩和され、発酵の学校 in 小野町や、おのまち健康まつりなどの町主催によるイベントやスポーツ大会が、多くの町民の参加をいただき開催され、町に以前のにぎわいが戻ってきたことを実感いたしました。

市町村対抗の軟式野球大会、ソフトボール大会では、ともにベスト8に進出し、ふくしま駅伝では、若いチームでありながら懸命な走りで町民に感動を与えていただきました。改めてスポーツの素晴らしさに感激し、小野町の名を県下に広めていただいた選手の皆さまに感謝を申し上げます。

小野町では、今年度供用開始を予定しているあぶくま高原道路の延伸工事、右支夏井川河川改修工事が進められており、新たに小野町児童館の建設、小野インター周辺への庁舎移転建設など、大型の事業が進められており、町が大きく変わるものと期待しております。

しかしながら、小野町においても、急速な少子高齢化や人口減少、経済の減速、原材料の高騰などは私たちの生活に一層の厳しさを与えております。

町民の皆さまが、安全な環境で安心して快適に日常生活を送ることができる小野町をつくるには、町民の皆さま・行政・議会の三位一体で対処する必要があり、町の将来像である「人が輝きみんなでつくるしあわせおのまち」を実現するため、引き続きのご支援とご協力をお願いいたします。

議会活動では、昨年は宮城県黒川地方町村議会議長会、福島県玉川村議会が行政調査のため小野町議会に来訪し、議会活動、運営などについて意見交換を行い、小野町議会でも常任委員会が所管事項の調査のため県外の町村を訪問し、今後の町づくりに反映すべき施策などについて調査研究を行って来ました。

私たち議員は1月末で任期満了を迎えますが、地域の多様な民意を集約する議会の役割は大きいものであり、若者の発想、女性の視点、経験豊富な方など、多様な人材に参画いただき、住民に開かれた議会活動を実現するために今後も活動してまいります。

結びに、辰(たつ)年は景気が良くなると言われております。町民の皆さまのご健勝とご多幸、今後ますますのご活躍、小野町のさらなる発展をご祈念いたしまして、新年のごあいさつとさせていただきます。

《謹賀新年》
小野町議会
※詳細は本紙5ページをご覧ください