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自治体の皆さまへ

おのまち地域おこし協力隊活動記

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福島県小野町

■こんにちは、バンビです!
「福島県って大震災があったところじゃない?他のところに行った方が安全だよ」「福島県の小野町?聞いたことがないな!バンビがそんなところで働いたら、早く飽きちゃうよ」など、私が小野町に行くことを決定する前に、友達からこういう言葉をよく言われました。そんな話を聞くと、好奇心旺盛な私はぜひ小野町に行ってみたいと思いました。
皆さん、こんにちは!バンビと申します。国際交流分野担当の地域おこし協力隊員です。
小野町地域おこし協力隊の一員になってから、あっという間に半年が経ちました。この半年の活動についてご報告いたします。私の主な業務は、地域住民と在住外国人との交流事業の実施、公民館で開催される日本語教室の運営補助、そして小野町の情報を町内外や外国の方々に向けて広く発信することなどです。
まずは、交流事業についてです。7月から9月にかけて、「おのまち認定こども園」「小野小学校」「小野高校」を訪問しました。小野高校では、母国ベトナムについて生徒たちに紹介しました。発表後は、明るい生徒たちと交流し、日本とベトナムの文化の違いについても学ぶことができました。また認定こども園では5歳の子どもたちと遊びました。皆元気いっぱいで賢く、5歳なのに英語で数字や果物の名前をよく理解している姿を見て、たいへん驚きました。一番接する機会が多かったのは小学生です。学校外でも、夏休みに一緒に英会話教室に参加し、簡単な英語で会話をしました。偶然会った時に、元気な声で「バンビさん!」「バンビ先生!」と呼ばれると、とても嬉しかったです。
次に、地域日本語教室のサポートについてです。この教室は小野町公民館で基本的に毎月2回開催しています。参加する人は小野町に在住している外国人たちです。一番多いのはインドネシアの方で、4年間日本に住んでいる方もいれば、来日したばかりの方もいます。日本語はもちろん、日本の文化や料理も勉強しています。9月には、お月見の団子やインドネシアの伝統的なデザート「クルポン」作りに挑戦しました。またグループに分かれて、お団子を作りながら、日本語でお互いの文化交流をすることができました。日本語を学ぶおかげで、国籍が違っても仲良くできます。
最後に、情報発信についてです。現在、ふるさと文化の館のSNSを管理しています。ふるさと文化の館の情報はもちろん、自分の活動や町のイベント情報も発信しています。また、小野町のイメージを広めるために、ベトナム語やミャンマー語、英語(ミャンマー出身の地域おこし協力隊員であるルカさんが担当)の3カ国の言語の翻訳も行っています。さらには、小野町にお住まいの外国人の皆さんが、ふるさと文化の館をより気軽に利用できるよう施設案内のパンフレットにも、3カ国の言語に翻訳し、提供しています。少しでもお役に立てれば嬉しいです。
この半年間で、たくさんの素敵な経験を通して、小野町の良さや、みなさんの温かさを感じることができました。外国の方々とも交流しながら、少しでも町に貢献できたことを、心から嬉しく思っています。これからも、もっと楽しい交流イベントを企画し、みなさんが安心して過ごせる環境づくりをお手伝いできたらと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

○今回の担当は…
ブティタン バン(バンビ) 隊員
担当:国際交流分野
主な活動場所:文化の館

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