文字サイズ
自治体の皆さまへ

幸せを実感できる町へ

2/24

福島県小野町

■小野町長 村上 昭正
新年明けましておめでとうございます。
町民の皆さんには、令和7年の輝かしい新春をご家族とともに健やかに迎えられたことと、心からお慶び申し上げます。
昨年を振り返りますと、元日の能登半島地震をはじめ、線状降水帯による豪雨など、各地で自然災害が発生し、多くの被害をもたらしたほか、物価高騰により地域経済にも大きな影響をもたらしました。
当町においては、頻発化・激甚化する災害に対応するため、県中総合防災訓練の実施などの防災対策に取り組んだほか、地域経済の活性化を図るため、産業振興施策と物価高騰対策などに取り組んでまいりました。
一方、明るい話題もありました。小学生の全日本少年少女空手道選手権大会への出場、中学生の全国中学校柔道大会への出場、高校生の全国高等学校総合体育大会への出場のほか、市町村対抗における軟式野球大会の準優勝、ソフトボール大会の第3位など、各選手の素晴らしい活躍により、たくさんの元気をいただきました。
また昨年4月には県道吉間田滝根線が開通し、相双地域へのアクセスが大きく向上しました。
令和7年は、交通の要衝としての地理的優位性を生かしながら、町総合計画に掲げる将来像の実現に向け、さまざまな施策を町民の皆さんとともに推進しながら、「幸せを実感し、住み続けたい」と感じていただけるまちづくりに取り組んでまいります。
重点的に取り組む事業としましては、はじめに、役場新庁舎の建設です。
庁舎を小野インターチェンジ周辺に建設するとともに、周辺一帯も整備を進めることで、町の玄関口としての機能を持たせ、交流人口、関係人口の拡大と双葉地域との連携強化などを図ってまいります。
子育て支援については、多様な子育て支援施策を推進するとともに、子どもたちに安全・安心な居場所を提供できるよう、本年4月の施設供用に向け、建設を進めてまいります。
地域づくりについては、昨年12月に指定管理者制度を活用し、公民館雁股田分館に「人づくり」「地域づくり」のための活動拠点を設置したところですが、急激な人口減少による担い手不足などにより地域活動を維持することが困難な地域が出てくることも想定されることから、まずはこの拠点を軸として、それぞれの地域が有する知識、能力、行動力を互いに活用・補完し合える新たな枠組みでの組織づくりに取り組んでまいります。
健康づくりについては、各種検診などの受診率の向上や健康意識の醸成を図っていくほか、認定ウォーキングコースや健康器具を活用した運動の習慣化や健康まつりの充実を図ってまいります。
空き家対策については、対策協議会の設置を進め、危険空き家の解体や活用の推進などについて取り組んでまいります。
産業の6次化と発酵のまちづくりについては、発酵に関心をお持ちの町内外の方々にも事業に参画していただけるような体制づくりや、加工施設や交流施設を備えた拠点施設の整備、新たな発酵食品事業者との連携による発酵食品の開発などに取り組んでまいります。
多文化共生のまちづくりについては、町内在住の外国籍の方々の生活支援体制を構築する必要があることから、日本語教室の拡充を図るとともに、相談窓口の設置などの新たな支援体制も検討してまいります。
今年は、町制70周年を迎える年になります。先人が引き継いできた誇りある町を未来へ引き継いでいけるよう、さまざまな課題に取り組みながら、町民お一人おひとりが安全で安心して生活することができる持続可能なまちづくりを進めてまいります。
結びに、本年が皆さんにとりまして、健康で素晴らしい年となりますよう心からご祈念申し上げ、新年のあいさつといたします。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU