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自治体の皆さまへ

謹賀新年 新年のごあいさつ

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福島県新地町

■新地町長 大堀 武
令和六年の新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年中は、町政に対して多大なるご支援とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
昨年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症が5類感染症へ移行したことから、夏には釣師浜海水浴場の開設や「遊海しんち」など制限を設けず開催されるとともに防災緑地公園や再オープンした海釣り公園など県内外から多くの方にご来場いただきました。
一方、原材料価格の上昇や円安の影響によって、食料品・エネルギーを中心とした物価上昇が続いており、本町においても町民生活に多大な影響が及んでいます。また、福島第一原発事故の処理水放出など私たちに直接関係してくる出来事がありました。
町ではアートを通して震災・原発事故からの復興を目的に「アートの町」新地「創造・アートの魅力発信事業」を開催し、新地町ゆかりの画家志賀一男氏と坂元郁夫氏の作品展を開催するなどして、交流人口の拡大を図りました。
今後も町として全力をあげての対応を行い、町民の皆さんの暮らしと地域経済を取り戻し、しっかりと未来を見据えた「新地町」を示していきたいと考えております。
さて、今年は昭和二十九年八月二十日に旧福田村、新地村、駒ケ嶺村が合併して新たに新地村(人口一万一千四百四人、一千八百六十五世帯)としてスタートしてから70周年を迎える節目の年となります。
町では、記念式典をはじめとする記念行事について検討、準備を進めているところです。併せて「第六次新地町総合計画」の四年目の年となります。これまで、「人と自然が ともに輝き 笑顔あふれるまちづくり」を基本理念に、「安心して暮らせる活力あるまちしんち」に向けて、全力で取り組んでまいりました。これからも幅広い世代の方々から「住み続けたい」と思われるまちづくりを目指してまいります。
特に「しんちゃんGO」については、平成十六年から町民の身近な交通機関としてデマンドによる乗り合いタクシー運行と路線バス方式の拠点通過運行により町内での買い物や公立相馬総合病院への通院、相馬総合高等学校新地校舎の通学等に利用されております。東日本大震災により運休していたJR常磐線の再開や常磐自動車道の開通により高速バスの発着拠点となる新地バスストップの供用開始など、町内の公共交通の状況は変わってきております。そのような背景にあって今後の利用者の利便性向上や交流人口の拡大を見据え、新地町地域公共交通会議を開催しながら見直しをしており、実施にあたりましては、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
結びに、町民の皆さまにとりまして、新しい年が健やかで幸多い年となりますよう心よりお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。

■新地町議会議長 遠藤 満
新年あけましておめでとうございます。
町民の皆様におかれましては、希望に満ちた新春を迎えられましたことと、心よりお慶び申し上げます。
日頃から、町議会への深いご理解と、議会活動に対する温かいご支援・ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、昨年は幸いにも大きな災害がない1年を過ごすことができましたが、日本各地では異常気象により記録的な猛暑と集中豪雨に加え、度重なる台風の上陸により、甚大な被害が発生しました。県内でも昨年9月に台風13号からの線状降水帯による大雨により、いわき市や南相馬市で河川等の氾濫による災害が発生しております。被災された皆さまには、心よりお見舞いを申し上げます。
改めて予測が難しい昨今の自然災害に備え、災害に強いまちづくりをさらに進めることが重要であると痛感させられました。
また、新型コロナウイルス感染症が昨年5月8日に季節性インフルエンザと同じ5類感染症に位置づけられ、『自粛』から『活動』へモードが切り替わり、町のイベントや地域のイベントもコロナ禍前の元気な姿が戻り、関係者の皆さまや町民お一人おひとりのご努力されているおかげであると思っております。さらに今年は3カ村が合併し70周年を迎えます。町では数多くのイベントを考えているようですので、町内外の多くの方が訪れ、更なる交流人口の拡大や地域活性に期待をしております。しかしながら、新型コロナウイルスがなくなったわけではありません。必要に応じた感染対策を実践していただければと思います。
ウクライナ情勢に端を発した原油価格・物価高騰によって、町民の生活や事業者の活動は厳しさを増しており、先行きの不透明さが続いております。
さらに、町民の多くが望んでいるスーパーマーケットの誘致、原発事故による風評被害の払拭、防災集団移転元地の活用、全国的な問題である大規模災害や少子高齢化、人口減少など取り組まなければならない問題もあります。
昨年11月には町議会議員の改選があり、新たな体制がスタートしました。議会としましても、町民の目線に立ち、町当局と情報を共有し、住民福祉の向上のため、全議員一丸となり、町づくりに精進することをお誓い申し上げます。
本年が新地町にとりまして、さらなる発展の年になりますよう、町民の皆様には、健康でしあわせな年になりますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。
※「遠藤」議長の「藤」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。

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