令和5年度の一般会計、特別会計の決算が、9月議会で承認されました。
一般会計は、歳入決算額が72億7,546万円で、前年度より14億8,909万1千円の減となり、歳出決算額が65億8,202万3千円で、前年度より9億3,801万1千円の減となりました。
■決算の概要
○歳入
歳入決算額の主な内容として、町税は21億7,874万5千円で前年度より474万2千円の増となりました。町民税が6,436万7千円増加し、固定資産税は5,881万2千円減額となりました。
地方交付税は、15億2,643万2千円で前年度より11億5,171万8千円の減となりました。主な内容は、特別交付税が8億9,143万円減少し、震災復興特別交付税が2億6,028万8千円減少しております。
国庫支出金は、8億7,454万4千円で前年度より4,612万8千円の増となりました。主なものでは、災害等廃棄物処理事業費国庫補助金2億9,452万4千円、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金7,656万9千円などとなっております。
県支出金は、5億52万5千円で前年度より3億3,642万8千円の減となりました。主なものでは、農業用施設災害復旧事業費県補助金1億8,195万9千円、農業系汚染廃棄物処理事業費補助金4,064万2千円などとなっております。
○歳出
歳出決算額の主な内容として、総務費は、12億6,823万7千円で前年度より2億1,492万2千円の増となりました。主なものでは、新地町農業後継者研修センター解体工事1,923万1千円、コンビニ交付システム構築1,650万円、駒ケ嶺駅トイレ新築工事1,434万7千円です。
民生費は、10億8,005万5千円で前年度より1億1,858万5千円の減となりました。主なものでは、子育て世帯生活支援特別給付金345万円、国民健康保健特別会計への繰出金9,043万6千円などとなっております。
衛生費は、11億5,288万8千円で前年度より2,280万9千円の増となりました。主なものものでは、災害廃棄物処理など3億5,694万9千円、一般廃棄物最終処分場堰堤築造工事が7,761万2千円などです。
土木費は、8億4,857万3千円で前年度より5億8,698万2千円の減となりました。主なものでは、橋梁補修工事が3,059万8千円、社会資本整備総合交付金事業の道路改良工事が1億5,069万1千円などとなっております。
災害復旧費は、1億8,435万6千円で前年度より5億6,663万3千円の減となりました。主なものでは菅ノ沢ため池災害復旧工事などです。
令和5年度の施策については、第6次新地町総合計画において目標とする5つの「まちづくり」を推進するため実施しました。
令和5年度決算は、令和4年の福島県沖地震による災害復旧関連事業の多くが完了したことが大きく影響し、前年度と比較すると歳入決算額及び歳出決算額ともに減となりました。また、新型コロナウイルス感染症が5類感染症へ移行したことにより、拡大防止への対応に係る経費も減少しています。
しかし、一方では、近年の燃料や電気代などの物価高騰の影響により、施設管理経費や非課税世帯への支援事業等の対応経費が増加しています。今後は物価高騰による公共施設維持管理経費の増加に加え、老朽化した施設の大規模改修費用の発生が予想されます。引き続き、多額の支出に備え、行政経費の縮小化を図りつつ、総合計画に沿った施策の推進および健全な財政運営を努めてまいります。
■歳入決算額内訳 (単位:千円)
○町の財産
町の財産は、土地、建物等があります。令和5年度末の残高は次のとおりです。
土地:4,637,579平方メートル
建物:64,954平方メートル
有価証券:15,265千円
出資による権利:45,239千円
■歳出決算額内訳(性質別) (単位:千円)
■歳出決算額内訳(目的別) (単位:千円)
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