「皆さんの声聞かせてください」事業へのご提案・ご意見を頂戴しましたので、その内容と、村からの回答をお知らせします。
※掲載の都合上、原文を簡潔に要約させて頂いている部分がごさいます。
ご提案・ご提言は、役場に備え付けの提案用紙または村ホームページの専用フォームから行えますので、お気軽にご意見をお寄せ下さい。
◆道の駅の裏に鯉のぼりを5月5日の前後、1ヶ月位の期間、つるしてはどうか
90代・男性・村内
〔ご提案内容要旨〕
今年は既に5月5日の子どもの日は過ぎてしまいました。以前には多かった鯉のぼりも、少子化で少なくなっています。以前使った鯉のぼりをまだ残している家もあると思います。それを寄付して頂いて、来年の子どもの日の前後に、道の駅の裏の林を使ってつるしたら、少し賑わいがあって、明るく観光客を楽しませるのではないかと思います。
この春、道の駅に提案したら、「検討する」という事だったが、人手もなく出来なかったようです。何とか協力して出来ないものでしょうか。尚、チラシで寄付を求めたら、集まるのではないかと思います。
〔回答〕
提案頂いたように大空を鯉のぼりが優雅に泳ぐ姿は見る人にとって気持ちのいい風景だと認識しています。しかし、道の駅の裏の林に鯉のぼりを吊すとなると、家庭にある鯉のぼりでは大きいため、高い位置まで枝の伐採や、木に結ぶ際の高所作業車などが必要であること、また横に吊すため優雅に泳ぐ姿は難しいと考えられます。入口付近に支柱を設置し、そこに泳がせる事の方が見た目にもいいと思われますが、財政的な部分や、道の駅全体の景観などとも合わせて総合的に判断する必要があるため検討させて頂きます。
◆安心した子育て環境の実現について
40代・女性・村内
〔ご提案内容要旨〕
現在、進学先に会津若松市方面の中学・高校を選択した場合、下宿の利用(親戚縁者宅を含む)、もしくは保護者を伴う引っ越しが必須です。
子育て世帯の移住者が増えている今、市内に縁者がいないケースが出てきています。子の進学による経済的負担増、生業との両立困難により、離村や離職を検討する世帯も出てくる、もしくは既に出ているのではないでしょうか。
ここでの生活を続けたいと思っている村民が村を離れる、というのは村にとっても大きな損害のはずです。なんとかバスを運行し、学生が会津若松市内へ自宅から通学できるようにしていただきたいです。
通学バスの実現が困難なのであれば、かつて会津若松市に村で運営する寮があったそうですが、そうした施設を再び設けるということは困難でしょうか?トンネル開通に伴い、交通の便が良くなるということで、寮の運営は矛盾するという考え方もあるようですが、その選択肢も是非検討して頂きたいです。
また、昭和村単体での運営が困難なのであれば、奥会津3町村が協力するといった方法はどうでしょうか。既存の物件を活用すれば、費用はさほど掛からずに済むのではないでしょうか。そして、通院や入院で連日病院に行かねばならない人の利用も可能にしてはどうでしょうか。手軽に長期滞在できる場所があればどんなに助かるだろうと思います。
高校生までは、子に「いってらっしゃい」と「おかえりなさい」を言える子育て、それが叶わなくとも、村で親が生活を続けながら安心した子育てが出来る環境の実現を切望します。
実現に向けて村に協力できることがあれば、子育て世帯は協力を惜しまないと思います。どうかご検討いただけたらと思います。
〔回答〕
(1)通学バスの運行について
令和5年9月10日に、長年の悲願でありました国道401号博士峠工区が全線で供用開始となりました。年間を通しての通行が可能になるとともに、急カーブや狭隘区間の通行の難所も解消され、また、会津若松市内までの所要時間も短縮されるなど、国道401号博士峠を利用した会津若津市方面への交通手段の確保は、地域住民の期待が大きくなっていると認識しております。
このことから、高齢者等の不安解消や教育環境の充実、住民生活の向上等、本村にとりまして重要な施策の一つとなる会津若松市方面への通学や通院等に利用可能な交通手段の確保に向けて、鋭意検討を進めてまいります。
なお、医療送迎バスにつきましては、新たに11⽉13⽇から会津中央病院の送迎バスが毎週⽉曜⽇に運⾏されることになりました。
(2)村営の宿泊施設の設置について
学生の通学や通院を要する村民の負担軽減等を目的とした村営の宿泊施設につきましては、新たな建築や既存物件の利活用を含めた施設の確保や人員体制の調整、継続的な財源の確保など、運営面や運用面において多くの困難な課題があることから、現時点においては、村営による学生寮や宿泊施設の設置は考えておりませんので、通学や通院等に利用可能な会津若松市方面への交通手段の確保について、鋭意検討を進めてまいります。
なお、ご提案のありました奥会津町村の共同による施設の設置や運営につきましては、機会を捉えながら情報の提供に努めてまいります。
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