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自治体の皆さまへ

年頭のご挨拶

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福島県昭和村

昭和村長 舟木 幸一
明けましておめでとうございます。 村民の皆様には明るく希望に満ちた新春をお迎えのことと、お喜び申し上げます。
昨年は、生活に多大な影響を与えていた新型コロナウイルス感染症が第五類に移行し、4年振りに「からむし織の里フェア」が例年どおり開催できるなど、コロナ禍前の生活が戻りつつありますが、その一方でロシアのウクライナ侵攻で始まった燃料・物価の高騰が、今もなお企業や家計に大きな影響を与え続けております。
さて、昨年は本村にとって明るい話題が多くあった1年でありました。長年の念願でありました博士トンネルが9月10日に開通の日を迎え、冬季間おいては会津若松市までの通行が40分も短縮になるなど、村民の命を守る大事な基盤が確保されました。開通後には、秋の行楽時期が重なったこともあり、村外からたくさんの方に来訪いただき、これまでにない賑わいを見せたところです。この賑わいを継続するため、本村にまた来たいと思っていただけるよう観光振興に取り組んでまいります。
また、7月20日には、令和元年度に申請しました「昭和かすみ草」の地理的保護表示(GI)が、国の登録を受けました。花きとしては全国2例目となるものであり、JA会津よつばでは、これを記念して7月20日を「昭和かすみ草」の日として日本記念日協会に申請し、登録されたところであります。「昭和かすみ草」の知名度が一段と高まったことにより、今年度のかすみ草の出荷額は、過去最高の6億4千万円を突破しました。引き続き、生産者の皆さんやJA会津よつばを始め、関係機関と連携を図りながら、更なる振興に取り組んでまいります。
さらに、10月8日には、からむし織体験生制度が30周年を迎えたことを契機に、記念シンポジウムを開催いたしました。第1部の特別講演では、皇室より彬子女王殿下に御臨席いただき、大変貴重な御講演をいただきました。第2部のパネルディスカッションでは、本事業に様々な形で関わられた方々に活発な意見交換をしていただく中で、「からむし」がどうあるべきかという貴重な御意見をいただきたところです。今後は、皆さんの御意見を踏まえながら、からむしの振興に取り組んでいきたいと考えております。
このほか、村では新たな取組として、AIオンデマンドバス「からむんバス」の運行や電子図書館をスタートしました。住民の皆さんの生活をより豊かにするための取組でありますので、多くの皆さんに御登録いただき、気軽に御利用いただいて、その利便性を実際に感じていただければ幸いです。
本年も、村民の命や生活を守る福祉や水稲をはじめとする農業の取組に着実に取り組むとともに、公共インフラWi-Fiの居住地域への拡大など先端的過疎の取組にもチャレンジするなど、行政の選択と集中を行いながら、三年後の村制百周年に向け、「てぇらな心で、ここちよく暮らす」を目指し、行政・議会・村民が一体となって、取り組んでまいりたいと考えておりますので、皆様のお力添えを賜りますよう、よろしくお願いいたします。
結びに、新しい年が村民の皆様にとって佳き一年となりますことを御祈念申し上げ、新春の御挨拶といたします。

昭和村議会議長 渡部 節雄
新年明けましておめでとうございます。
議会を代表いたしまして、新年を寿ぎ、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
昨年は、我が昭和村では、これといった自然災害もなく、豊作の秋を迎えることが出来、おおむね順調な1年ではなかったかと感じております。
様々な出来事の中で、特筆すべきは、やはりなんといっても博士バイパスの完成でした。インフラ整備が社会に対して大きな影響力を行使する様を、目の当たりにしました。昭和村にとって、会津中心部へのアクセスアップと、今後も継続すると思われる来訪者の増加が、村民生活にどう変化をもたらすか、大いに期待の持てるところであります。
また、新型コロナ感染症が5月に、2類から5類に移行したことも社会に対する影響大であり、社会活動の回復を促し、閉塞感からの解放を実感しております。
ところで、我が村では、「担い手不足」という現象が4,5年前より取り沙汰されております。各種団体、業界においてそれが顕著になり、活動の著しい低下を余儀なくされる要因となっております。
昭和村議会もその例にもれず、昨年6月に行われた議員選挙においても、直前にはあわや定員割れをきたすのかと思わせる状況でありました。ここ2回連続で投票による選挙が実施されていないという憂えるべき状態であります。
議員には「選ばれた」という自覚が、村民には「選んだ」という村政に対する関心の高さが、議会のダイナミズムを生む必要条件であります。
よって、私は今年1年、議員のなり手不足問題解決のために行動を起こして行こうと考えております。そのためまずは、議員報酬の改訂と議員定数の削減を取り上げ、話し合いを持とうと思っております。この2項目が問題解決の全てではないことを承知の上で、村民の皆様に考えて頂く端緒として提案致します。
年初から、硬いお話で恐縮ではありますが、議会制民主主義持続のため、多様なご意見を頂戴致し度くお願い申し上げるものです。
結びに、令和6年が、村民の皆様にとって、健やかに過ごすことの出来る、幸せな1年になります様お祈り申し上げ、私の挨拶と致します。

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