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令和6年 6月議会 行政報告(1)

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福島県昭和村

村では、定例議会毎に、各分野の事務事業などの進捗状況などを行政報告として議会に報告しています。今回は、6月議会におけるあらましをお知らせします。

●「持続可能な協創の村」について
第9期高齢者福祉計画・介護保険計画及び第7期障がい福祉計画を今年3月に策定したことから、その基本理念に基づき、地域包括ケアシステムの推進を図り、すべての人が地域、暮らし、生きがいを共に創り高めあう「地域共生社会」の実現に向けて取り組んでいきます。
また、本村にも潜在する高齢の親が中高年の子どもを支える社会問題八〇五〇に取り組むため、ひきこもりの防止と当事者の立ち直り支援として伴走型支援に関する予算を今定例会に提出しました。

●「心地よく暮らせるむら」について
今後の地域にとって望ましい地域旅客運送サービスの基本的方針となる、昭和村地域公共交通計画の策定のため、現在、入札の準備を進めており、年度内の完成に向けて取り組んでいきます。
また、「AIオンデマンド型村内移動サービス からむんバス」は、先月までの利用件数は268件、利用人数が279人となりました。今後も、改善等を行いながら、利用される方々に寄り添った運行に努めていきます。

●消防・防災力の整備
昭和村消防団では、先月11日に昭和村公民館駐車場において、規律訓練及び放水訓練を実施しました。
また、消防団員の緊急時等に備えた装備の充実を図るため、高視認性雨衣を購入することとしており、早期に納入されるよう準備を進めております。

●「先端的過疎への挑戦」について
本年度に事業を繰り越したwi-fiアクセスポイント設置工事については、施工が順調に進捗し、計画した村内全域での電波発信が終了しました。今後は、調整作業等を行い、工期内に完成させる見込みです。
また、タブレットの貸出については、先月末までに24名の方から申込みがありましたので、申し込まれた方々への操作説明等を行いながら、早期に配付を行っていきます。
さらに、スマホやタブレットを知っていただき、慣れ親しんでいただくための講座やデジタル相談会については、現在、日程の調整を行っています。

●選択と集中の行政運営
今後の役場庁舎の在り方の検討を進め、地域住民や各団体等に参加していただく検討委員会を組織し、方向性や基本的な計画などについて検討を行うこととしています。庁内検討委員会での協議や検討を重ねながら、素案の作成を進めます。

●稲作について
今年の作付予定面積については、生産数量の目安として示された147ヘクタールに対し、4月末時点で145五ヘクタールとなり、令和5年の実績より2ヘクタールの減少となっています。
また、人材不足や燃料、肥料等の物価高騰など、厳しい状況から、グリーンファームの支援として、5月に乾燥調製施設光選別設備更新工事の発注を行い、今年度の刈り取り時期に使用できるように進めています。
人・農地プランに代わる地域計画の策定については、近隣町村と意見交換を行い、中山間地域における農地の課題を共有し、計画の策定に着手しています。
水稲営農を取り巻く状況は、大きな転換点を迎えております。村としても情報の収集に努めるとともに国や県の動向を注視しながら、各関係機関で構成する地域農業再生協議会と情報の共有を図り、今後の対応等について協議していきます。

●花き関係について
令和5年度の「昭和かすみ草」の販売額が、過去最高の6億4795万円を記録しました。現在、村内の栽培農家は63戸で、そのうち3戸が新規参入となっています。昨年度に比べ、ハウス棟数は103棟増加の1725棟、面積は193アール増加の2945アールとなり、いずれも過去最大規模となっています。
新規農業参入推進事業については、本年は新たに1組が研修を開始し、次年度の営農に向けた技術の取得等に積極的に取り組んでいるほか、3組5名が、指導農家の下、経営を開始しました。

●鳥獣被害対策
広域的な電気柵等の設置については、各集落での設置が今年度も行われていますが、全村を範囲とする対策が重要になりますので、対策に取り組まれていない集落に対しては、今後とも地区役員の方々との話し合いを継続しながら、集落の実情に即した対策等を推進していきます。
また、今年度より、シカ、イノシシに加え、カラス・タヌキやハクビシン等の小型鳥獣に対しても、有害鳥獣被害対策実施隊の駆除対象に加えることとし、電気柵を潜り抜ける可能性のある小型鳥獣の対策を強化します。

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