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令和6年 12月議会 行政報告(3)

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福島県昭和村

●県立宮下病院
老朽化などを受けて建替えが計画されていますが、令和9年度に有床診療所として開所を目指す「宮下病院建替え基本設計」が決定・公表されました。
引き続き、村内の訪問診療・訪問看護等、在宅医療の拠点機能を担う県立宮下病院、奥会津在宅医療センターと協働して、地域文化や住民同士の共助の精神、村民の想いなどを大切にした本村ならではの地域包括ケアシステムを構築していきます。

●子育て支援
こども・子育て支援分野の総合計画である第2期昭和村子ども・子育て支援事業計画が令和6年度で終了となることから、令和7年度から令和11年度までを計画期間とした第3期画策定に向け準備を進めています。
また、安心安全な妊娠・出産と適切な医療や保健サービスが受けられる環境の整備を図るため、遠方の分娩取扱施設で出産する妊婦やその同行者に対して、分娩取扱施設までの交通費や分娩取扱施設周辺の宿泊施設への宿泊費用を助成する予算を今定例会に提出しました。

●世代間交流
10月15日に昭和村子供会主催、昭和村老人クラブ連合会等との共催により、ニュースポーツ大会を開催しました。小学生11名、高齢者23名に参加いただき、世代間交流により親睦を深めることができました。

●保育所事業
保護者間での交流、親子の絆を深めつつ、普段見ることのできない保育所で子どもの姿を見ていただくため、9月には会津坂下町、会津中央乳業への親子遠足、10月には保育参観を実施しました。
また、JA会津よつばの昭和かすみ草部会から提供いただいたカスミソウを使い、児童が作った花束を両親や祖父母への感謝としてプレゼントするファミリーデーを初めて実施しました。

●高齢者福祉
9月14日には、長年、地域の発展に尽くしてこられた方々の健康と長寿をお祝いする「昭和村敬老会」を開催しました。「わらべの会」によるコーラス、講談師・神田織音さんによる古典落語の名作『柳田格格之進』などのステージアトラクションで会場を盛り上げていただきました。
今年度は、「金婚式」を迎えられたご夫婦が2組いらっしゃったため、福島県老人クラブ連合会から、お祝い状と記念品が贈呈されました。また、今年度満百歳を迎えられた方3名に賀寿のお祝品と記念品をお贈りしました。
また、村全体としての「つながり」や「支えあい」が希薄化しているため、生活支援コーディネーターが各集落を巡回して地域サロン「村のカフェメケメケ」を開催しています。今年度は「互助・共助」が必要とされる「防災」をテーマとした話合いの場を設けています。
村民の自発・自主的な活動を支援する「アクティブシニア事業」については、「下中津川いってみっ会」「大芦げんきクラブ」の2団体に本年度は特に活発に活動していただきました。来年度は、参加希望の団体が増える見込みですので、住民の生きがいや仲間づくり・社会参加の場の創出、孤立の防止、など多岐に渡る住民による自発的な福祉活動を、引き続き支援していきます。

●ごみ対策事業
10月19日に、小型家電、食器類及び衣類を対象に資源収集を行い、約740キログラムを回収したほか、更なるゴミの減量化を図るため、9月3日より常時、すみれ荘内での衣類回収を開始しています。

●教育行政
「昭和村いじめ問題対策連絡協議会」を9月26日に開催し、いじめの防止に関係する機関及び団体との連絡調整と対策について、協議を行いました。
また、村長と教育委員会による「総合教育会議」を10月に開催し、教育を行うための諸条件の整備と、地域の実情に応じた教育、文化の振興を図るための協議しました。
小中を一貫した教育の推進については、11月に「小中学校文化祭」を合同で開催したほか、11月11日から15日まで、2回目の「自由参観ウィーク」を開催し、日頃の学習成果と、小中一貫した教育の成果を多くの村民に参観いただきました。
また、義務教育9年間を見据えた児童、生徒の学力向上に関する2回目の「小中学校合同授業研究会」を開催したほか、「昭和村学習スタンダード」の協議や、新年度の小中一貫教育推進事業の調整を行っています。
昭和小学校では、これまでの修学旅行から5年生と6年生が一緒に活動する「学習旅行」に見直しを行い、今年度は10月3日から4日にかけて仙台市内を中心に、本村では経験できない様々な体験を行いました。
また、学校間交流により、教育活動の広がりや幅広い人間関係構築につながる機会とするため、金山町と三島町の小学校と合同で「交流学習会」や「陸上記録会」を実施しました。
昭和小学校は、今年度の福島県交通安全優良学校に選ばれ、このほど表彰が行われました。長年にわたる学校、家庭、地域の協力による児童の安全な登下校や、家庭での交通安全への高い意識などが総合的に認めらたものです。
昭和中学校では、郷土の理解を深める教育活動として「花育」と「苧麻育」に取り組んでおり、宿根カスミソウの収穫や染色及びフラワーアレンジメントの体験と、からむしの地機織体験を行っています。
また、9月5日には、下郷町で「全会津中体連駅伝大会」が開催され、昭和中学校女子は今年度から創設されたオープンの部に出場し、2位の好成績を収めました。
9月10日には「NHK全国学校音楽コンクール」の福島県大会に、金山中学校と合同で出場し、銀賞を受賞いたしました。小規模校同士ではありますが、交流を深め練習を積み重ねることによって、県大会の大舞台に立つことができ、素晴らしい経験となりました。
社会教育については、10月18日には福島県立図書館の移動図書館来館に合わせて、子どもの読書教育の一環として、保育所児童と小学校低学年児童を対象に「おはなし会」を開催いたしました。
また、11月を「文化芸術月間」として位置づけ、昭和村公民館を会場に、週末毎に様々な事業を開催し、多くの来場者で賑わいを見せたところであります。
社会体育については、村民の親睦と体力増進を図ることを目的に、「協会長杯家庭バレーボール大会」には、若者を中心に多くの村民が出場し、白熱したプレーが繰り広げられました。また、11月には「第36回ふくしま駅伝」が開催され、本村からは希望ふくしまチームの一員として、昭和小学校の岩谷教諭が出場しました。
文化財については、湿原の保存管理計画の見直しは、これまでに検討委員会を5回開催し、新年度までには素案を作成する計画です。
このほか、昭和小学校外壁補修工事は間もなく完成する予定となっており、昭和村教員宿舎新築工事も順調に進捗しており、引き続き工期内完成を目指していきます。

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